コンビニ店員が強盗を追跡し、彼は刺殺された。
盗まれた品物の金額に比べるとあまりにも重い結果となった。
報道では「万引」と呼んでいるが、これは万引きではなく、計画的な強盗に他ならない。普通の万引き犯は非武装である。
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以前、アメリカのヴァージニア州にある工科大学に銃を持った男が侵入し、学生や教員などを片っ端から射殺した事件があった。
この事件を機に、銃犯罪の蔓延するアメリカでは銃規制論議が進む・・・と思っていたが結果は逆だった。
現地での世論は、「銃が足りない。もっと銃を配備しなければこういう事件は後を絶たない」ということで、銃の販売業者は大もうけした。
アメリカでは、基本的に自衛のために人を殺すことが容認されている。無差別に攻撃してくる相手に殺される筋合いはないからである。
銃規制に反対する議員やロビイストの政治力を除いて考えても、行き着くところは自分の命をどうやって守るかは、本人の専権事項という点には誰もが同意している。
日本に話を戻すと、コンビニ強盗など物騒で大がかりな犯罪が増加しているように思う。「ただ殺したかった」という合理性の全くない殺人事件すら頻発している。
今では死刑の値打ちも下がってしまい、死刑判決を好む犯人すらいる。
夜間のコンビニというのは、実に寂しいものだ。
いいようのない暗さに包まれている。悪事をはたらく人にとっては最適な状況である。
このような卑劣きわまりない強盗犯を抑止しなければならないが、コンビニチェーン本部からの通達は、追跡しないことを指示する内容だった。
これでは犯人のやり得以外の何者でもなく、これからは安易に万引きできるような条件になっていくだろう。これでは犯罪を容認していく方向にしか流れていかない。
日本では、実弾を発射する銃器を所持することは様々な資格や許認可を得なければ許されないが、スポーツ用のプラスチック弾(BB弾)を発射する銃器の場合、機種によっては10歳から、本格的な機種ならば18歳から、無許可で所持することができる。
こういう強盗に対する抑止力として、この種の銃器を用意しておくというのはどうか。
見た目的にはM16やM4、AK47などの大きめなアサルトライフルが望ましいが、強盗が来たらさっと出せるか、ということを考えると不十分である。
カウンターにさっとしまえるのはハンドガンがよい。しかし実際に撃って充てるのは難しい。
そうすると、いわゆる短機関銃(サブマシンガン)が適当といえる。
見た目的にも、性能的にも優れているのがMP5SD6だろう。ストックを出して支持すれば命中率が格段と上昇するし、ストックを出さなくても至近距離なら十分である。
もちろん、撃つべきか撃たざるべきかは状況に応じて判断していく必要がある。また、相手に銃を奪われると最悪の事態になるためスリングにつるして使わねばならない。
電動ガンはトリガを引きっぱなしで連射してくれるので、連続して相手の動きを制することができる。それに並行して110番が自動発令されれば相手を確実に捕まえることができるだろう。
もちろんこれはスポーツ用電動ガンの利用目的に大きく反するものであるが、実銃を使えない日本では有力な選択肢としてようしても悪くないと思う。
あるいは、強盗対策に限定して、スポーツ用電動ガンの基準値よりも高い運動エネルギーの出る銃を製造して配備するのも考えてみるべきだ。