記事入力 : 2008/02/10 08:34:58
アフガン拉致:「韓国政府、タリバンに身代金4億円」
交渉の場でなく第3の場所で渡す=ニューズウイーク報道
昨年7月、アフガニスタンで韓国人キリスト教ボランティア団メンバー21人がタリバン武装勢力に拉致された後、解放された事件があったが、「韓国政府は解放のため、タリバン側に少なくとも400万ドル(約4億3000万円)を身代金として支払った」と米時事週刊誌ニューズウイークが6日付電子版で報じた。
ニューズウイークによると、タリバン上層部のリーダーであるウスタド・ヤシル氏は今週発売されたパキスタンのパシュトー語雑誌「アファク」とのインタビューで「われわれが何の対価もなしに彼らを解放すれば、それ(人質拉致)は価値がないことになる。彼らを解放する最善の方法は身代金の支払いだった」と、「身代金支払い説」を認めたとのことだ。
また、別の匿名のタリバン上層部リーダーも、ニューズウイークとのインタビューで「韓国政府は宣教師たち解放の対価として、少なくとも400万ドルを支払った。現金をパキスタンにあるアフガン国境の都市クエッタの抵抗勢力に渡した」と語った。この人物は「タリバンは当時、ガズニ州の国際赤新月社の建物で行われた韓国政府代表とタリバン高官の人質解放交渉を、米国とアフガニスタンの情報機関が詳細に観察していたことを知っていた。それで彼らの裏をかくことにした」としている。そして「情報機関はその地方の赤新月社の車の中で我々に金が渡されると考え注視していたが、タリバンはクエッタでの秘密取引をあっせんした」と説明した。
また、ニューズウイークによると、別の匿名のガズニ州タリバン高官は「(身代金として受け取った)金の35%は地方抵抗勢力の活動資金として使われ、残りはムハマド・オマール氏が率いるタリバン指導部に渡った」という。
全炳根(チョン・ビョングン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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