乗客の女、フライト中の飛行機内でパイロットを刺す

新華社ウェリントン(ニュージーランド):8日、ニュージーランドの国内飛行機機内で、乗客のソマリア国籍の女が2人のパイロットを刺すという事件があった。ニュージーランド警察が同日に伝えた。
事件にあったのは、ニュージーランド航空の小型旅客機で、8日7時20分にブレナム市を飛び立ち、クライストチャーチに向かう途中だった。
飛行機が離陸して約20分後、33歳のソマリア籍の女が突然刃物を持ってパイロットに襲い掛かった。そして、行き先をオーストラリアに変更するよう要求したという。女はまた、「自分は爆弾を持っている」などと言ってパイロットを脅したという。パイロットはその後救助信号を出し、飛行機は8時ごろ、クライストチャーチの空港に着陸した。この女は警察によって逮捕された。
警察によると、事件発生時、機内には2人のパイロットの他、7人の乗客が乗っていた。また、機内から爆弾は発見されなかったという。2人のパイロットとけがをした乗客1人は病院に運ばれたが、パイロットの1人は重傷とのことだ。
この騒ぎで、クライストチャーチ空港はこの日、3時間にわたって閉鎖された。
【翻訳編集:JCBB(K.K)/G-SEARCH】