サイトトップへ戻るニュース天気動画観光温泉グルメイベント住まい探しくるまブライダル移住ショッピング
RSSを受信するRSSとはサイトマップ
社会スポーツコンサドーレファイターズレラカムイ政治経済話題生活札幌圏地域国際教育農林水産環境・自然・科学文化・芸能訃報社説卓上四季Englishヘッドラインスポーツフラッシュ写真ニュース夕張 再生へ[洞爺湖サミット]雪まつり
文字サイズ: 標準
北海道洞爺湖サミット

北大、米科学学会に参加 寒冷地研究など成果発信(02/10 07:29)

 北大は十四−十八日、米ボストン市で開かれる世界最大の科学者団体「AAAS(アメリカ科学振興協会)」の年次大会に、理化学研究所(埼玉県和光市)とともに参加・出展する。北大によると「国内の大学・研究機関の参加は初めて」と言い、「環境」が主要テーマとなる北海道洞爺湖サミットを前に、北大が持つ寒冷地研究などの実績を世界に発信する。

 AAASは一千万人の個人会員と二百六十二の加盟団体を擁する「世界最大の科学コミュニティー」で、権威ある科学誌「サイエンス」の発行元。北大から年次大会に出展するのは、大学院環境科学院、触媒化学研究センター、科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)の三研究・教育機関。

 環境科学院は、世界十二カ国で組織された雪氷圏科学教育の国際プログラム「国際南極大学」と連携し、オホーツク海やスイスでの流氷・氷河観測、研究者の育成などを行っている。

 触媒研は、光触媒と呼ばれる技術を利用し、代替エネルギーとして注目されている水素の生成、水や空気の浄化など、自然と調和する物質やエネルギー開発に取り組んでいる。またCoSTEPは、市民、研究者の交流や対話を促すための人材育成などを行っている。

 北大はこうした世界レベルにある取り組みを、AAASの専用ブースにパネルやビデオを用意し、各国の研究者にアピール。知名度を高めるとともに、研究者らとの情報交換を図る。CoSTEPの難波美帆特任准教授は「大会は学問分野の垣根を越えて科学者、市民が対話する場。北大ならではの話題を提供したい」という。

 サミットに関連して北大は、六月に札幌で主要八カ国と中国、インドなど四十大学の学長が一堂に会するイベント「G8大学サミット」のホストを担当。また、昨年から「サステナビリティ(持続可能性)・マラソン」として、国際会議などを連続開催している。佐伯浩学長は「北大には環境に関する地球規模のデータがあり、多くの研究者がいる。北大のサステナビリティへの取り組みを世界の科学者、市民に知ってもらい、サミットを迎えたい」と話している。

北海道洞爺湖サミット 記事一覧

北海道新聞 道新スポーツ 購読お申込みはこちら
企画/特集

洞爺湖サミット 近隣市町村紹介

サミットって何なの?

洞爺湖サミットへの期待 各国の視点

道新サミットーク 詳報 「世界」をどう迎える−記者と考える

サミット光と影 沖縄からの報告



ホームページ内に掲載の記事、写真などの一切の無断転載を禁じます。
ニュースの一部は共同通信、AP通信などの配信を受けています。
すべての著作権は北海道新聞社ならびにニュース配信元である通信社、情報提供者に帰属します。
北海道新聞 トップページへ
Copyright(c)1996-2008 The Hokkaido Shimbun Press.