 休日の8日、中田は外出でリフレッシュ。いよいよ、きょうからは本業同様、ファンサービスもフル回転 |
中田クン、抱いてください! 日本ハム・中田翔は、どうやら女性人気では今ひとつ。だが、「小さな子供連れ」という独自のファン層を築き、野球選手にしては珍しい交流が名物になっている。
沖縄・名護へのキャンプインに合わせて1日、レプリカユニホームなど球団公式の中田グッズが4種、新発売となった。
名護球場の女性販売スタッフは、中田グッズが「よく売れてますよ」と笑顔で話すが、「でも一番じゃないです」と付け加える。稼ぎ頭は相変わらず長身イケメンのエース、ダルビッシュだ。というのも、中田グッズは「男性の方がよく買って行かれます」。女性は「圧倒的にダルビッシュ」。ファン層が限られているのだ。
もちろん中田も自分の“守備範囲”をわきまえている。年頭には大阪桐蔭高の先輩、ロッテ・西岡について「モデル系で野球もできるし、女の子からしたら完璧(かんぺき)」と負けを認めつつも、「ちっちゃい子に『中田君』って応援されたらうれしい。それに大阪のおばちゃんは、どんどん前に来る感じ」と語っている。
さらに、中田とファンとの間には、ダルビッシュにも西岡にもマネることができない、珍現象が巻き起こっていた。赤ちゃんや幼児を連れた親御さん、おじいちゃん、おばあちゃんから、「この子を抱っこしてください」というリクエストが圧倒的に多いのだ。
1歳の娘を中田に抱っこしてもらった名護市の男性(28)は、「中田君のように丈夫な子になれば」と感激の面持ち。だが、ちょっと待ってほしい。
ここは国技館ではない。地方巡業でもない。「お相撲さんに抱っこしてもらうと、丈夫な子に育つ」という習わしは聞く。しかし、中田は100キロ超の貫禄(かんろく)体形とはいえ、紛れもなく野球選手なのだが…。
ドラフト時に高校ビッグ3と並び称されたヤクルト・由規、ロッテ・唐川はもとより、何かと比較されるヤンキース・松井、オリックス・清原の新人時代も、こんなに抱っこはしていない。
わが子を抱いて、抱いて−と引きも切らないイイ男。中田こそが今、「抱かれたい男NO.1」だ。
ZAKZAK 2008/02/09