MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

橋下知事 大阪府立高校の学区制廃止を検討 府教委は苦慮 (1/2ページ)

2008.2.9 20:36
このニュースのトピックスどこへ行く、橋下府政
石原慎太郎東京都知事と面会した橋下徹大阪府知事(左)=東京都庁、7日午後1時20分石原慎太郎東京都知事と面会した橋下徹大阪府知事(左)=東京都庁、7日午後1時20分

 大阪府の橋下徹知事が府立高校の多様化を目的に学区撤廃の意向を示し、府教育委員会が対応に苦慮している。しかし学区制をめぐっては、今年度から従来の9学区を4学区に再編、施行したばかり。学区を撤廃すると「特定の学校に生徒が集中し、学校間格差が広がる」との専門家の懸念もあり、実現には多くの困難が伴うとみられる。

 府教委などによると、橋下知事は当選直後から府側との政策協議の中で「学区制の廃止も視野に、府立高校の多様化を進めていきたい」と提言。これに対し府側は、学区が4つに再編、実施されてまだ1年にも満たないことなど現状を説明したという。

 橋下知事は知事選の街頭演説でも「勉強はもちろん、スポーツや音楽、芸術など子供がやりたいことをやらせてあげるべきだ。そのために学校をもっと多様化しないといけない」と繰り返し主張、学区撤廃を訴えていた。

 学区制をめぐっては、これまで有識者でつくる府学校教育審議会が、学区増▽現状維持▽学区減▽学区撤廃の4パターンについて検討。少子化の現状や、子供の選択の幅を広げる観点から、学区数を9から4に減らすのが望ましいと府教委に答申し、昨春から4学区となった。学区撤廃については「特定の学校に人気が集中し、学校間格差の拡大につながるおそれもある」との理由で見送られた。

このニュースの写真

「動」の知事と「静」の市長と―。挨拶を終えて平松邦夫・大阪市長(左)から見送られる橋下徹・大阪府知事(右)=6日午後、大阪市北区の大阪市役所(撮影:門井聡)
石原慎太郎東京都知事と面会した橋下徹大阪府知事(左)=東京都庁、7日午後1時20分
広告
イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。