<パソコンが得意!?>
〜得意ってどういうことなんだろうね?〜


 よく聞かれるのは「どうやったらそんなにパソコンに詳しくなれるの?」ということ。
 正直もううんざりだし、しかも事実じゃない…見る人がこのHPを見れば絶対わかる…私はほとんど素人だってば(^^)。

 だから職場でなんでもないトラブル(罫線アイコンがなくなったとか、突然字が大きくなったとかさ)を解決してすごく感謝されたりすると、「この会社本当に大丈夫か…」と時々不安になります。
 しかしレベルが低いのが職場特性だとすると、私は突然変異ということになります。なぜ?
 …そこで職場で周囲を見回して、私以上、もしくは同じくらいのレベルの人に本件について話を聞いてみました。そうするとうっすらと見えてきました、共通点。

 1.遠慮がない
 「こんなこと聞いたら笑われないかしら?」「忙しそうだからこんなこと聞くの悪いな」
 …そういう人はなかなかレベルが上がらないようです。
 「忙しいところごめん、ちょっとだけ教えて」「できませ〜ん!助けて!」…こういう人は、上達が早い。
 私もわからなければすぐに聞きます。だって聞かないと仕事まわらないもん。初めはちょっと迷惑がられても、次その人が聞かれる分を自分が取ってあげることで、聞かれた人も楽になっていきます。そのうち人的ネットワークがしっかりと構築され、わからなければどの分野は誰に聞けばいいかが、蓄積されてきます。そして聞いているうちに、わからない時には何をどんな風に説明したらいいかも併せてわかってくるんですよ。
 後は模倣、いわゆる人真似。とにかくプライドを捨ててできる人がやっているとおりにやってみる。これも上達への早道ですね。

 2.忙しい
 人は追い詰められると思わぬ力がでます。
 私が飛躍的に表計算に強くなったのは、2万件のデータを集計、還元帳票約400枚を1ヵ月後に出力するとともに、12項目4分類に分けて傾向を分析せよと指示を受けた瞬間でした。 その後も自分の計算能力や帳票作成能力では、仕事が回らないことがしばしば発生し、そのたびごとにPC能力が向上していることは確かです。
 親友のまきちゃんにも「私電気使わないと仕事できないなあ」という名言があります。彼女は私以上にPCを使いこなしている人の一人です。
 「これをとにかくやらなきゃ」というプレッシャーは、工夫と能力を生みます。小心者ほど得意になるってことかもしれませんね。ただベテランの管理職で、この2の資質だけあって、1がプライドが邪魔してできない人は、見ていてもちょっと悲壮かも…。

 3.仕事以外にも楽しく活用する
 なんでもいいです。仕事で得た知識を、自分で好きなようにアレンジして使ってみる、実はこれが一番大切なことなのかもしれません。HPを作ってみてもいいし、ワードで色んなカードを作ってみてもいい。メールを始めるだけでも、今までとは全然違ってきたと思いませんか?
 とにかく楽しむこと。自分なりの使い方を考えること。これが決定的な境目ですね。
 私も今まだまだ開発途上。プライベートではアクセスで色んなものを作ってます。住所録(友人備忘録だな)、家計簿、作品DB、音楽DB…自分でデザインしてると、作り始めるときに何を考えておくほうがいいかとか、使いやすいアプリケーションの構造やデザインってどんなものかわかってきます。これたぶんまた仕事で使えると思います。
 
 先日あるライヴに行ってきました。主にギター3本にバイオリン、パーカッションというクインテットだったのですが、最高におもしろかったです。いい音楽を聴いたという実感が残りました。
 なぜか?それは個々人の技術もさることながら、全員が音を遊ばせ、お互いに響かせることができるからです。思わぬ音やリズムが走ったと思ったら、心の線を震わせるようにきれいなハーモニーになったり…彼らは瞬間、瞬間本当に出したい音を持っているんでしょうね。
 これが「得意」ということだと思うんですよ。「弾ける」「叩ける」こととは全く別物です。

 パソコンも同じ。教室に行って基礎を習うのも大事なことだと思います。でも本当にやりたいこと、やるべきことがあれば、周りの技術を盗んだり、サポートを受けたり自分で工夫する方が上達していくものです…と信じています(^^)。みなさんの周りではどうですか?

Back to TOP