2008年2月9日 [土]
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副所長「不適切だった」 共産要請打ち切り

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副所長「不適切だった」 共産要請打ち切り

 F15戦闘機の飛行停止を求める共産党県委の申し入れに対し、外務省沖縄事務所の倉光秀彰副所長が「不愉快」として面談を途中で打ち切った件で、倉光副所長は6日夜、琉球新報の取材に対し「役人として、感情的な対応をしたことは不適切だと反省している」と反省の意を表した。また外務省北米局は同日、倉光副所長による謝罪を求めた同県委委員長の赤嶺政賢衆院議員に対し、面談を打ち切った事実を認めた上で、遺憾の意を示したという。
 赤嶺氏は6日、衆院第一議員会館内で、外務省北米局日米地位協定室の深堀亮課長補佐と面談。赤嶺氏によると、深堀課長補佐は「本人に確認したが、感情的な行動を取ってしまったと話している。遺憾に思っている」と事実関係を認めたという。
 また深堀課長補佐は倉光副所長本人の謝罪について「持ち帰って、上司と検討したい」と話したという。
 倉光副所長は、米空軍ハワイ州兵部隊所属のF15戦闘機墜落事故を受けた共産党県委のF15飛行中止を求める5日の申し入れの席上、安全管理徹底を申し入れた時期を問う質問に対し「いちいち誰がどこでやったんだということをお答えする必要はない」「不愉快ですから今日は帰らせていただきます」などと述べ、一方的に要請を打ち切った。
 倉光副所長は、6日の赤嶺氏と深堀課長補佐との面談について、承知しているとした上で「詳しいやりとりは聞いていないが、詳細は東京(外務省)に報告しているので、(今後の対応は)東京で対応したい」と述べた。
 外務省日米地位協定室は、深堀課長補佐と赤嶺氏との面談について「赤嶺氏にはF15の飛行中止を求めた党県委員会の申し入れ内容を米軍に伝えたことは説明した。詳細なやりとりについてはコメントできない」としている。
 取材に対し赤嶺氏は「県民の感情を理解しておらず、乱暴だ。県民への説明責任を果たす態度ではない。本人の明確な謝罪を求めていく」と、倉光副所長本人の謝罪を求めていく考えを示した。

(2/7 10:16)

 
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