2008年2月9日 [土]
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F15ハワイ沖で墜落 嘉手納にも同型機

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F15ハワイ沖で墜落 嘉手納にも同型機

 米ハワイ州のオアフ島南約96キロ沖の海上で、1日午後1時40分(日本時間2日午前10時40分)ごろ、2機で空中戦闘訓練中だった米空軍ハワイ州兵部隊所属のF15D戦闘機(2人乗り)の1機が墜落した。米メディアが伝えた。乗っていたのは操縦士1人だけで、脱出して無事。操縦士は機体が操縦不能になり、機械上の故障があったと話しているという。米空軍のF15は昨年、米本国での事故を受けて飛行停止、構造材の異常も相次いで見つかったが、ことし1月に安全が確認されたとして飛行再開したばかり。
 今回墜落した機体と同型のF15D型機は米空軍嘉手納基地にも数機、配備されている。
 米軍が原因を調査中で、少なくとも30日かかる見込みだという。操縦士は墜落から約30分後に米沿岸警備隊に救助され、病院に搬送された。
 AP通信によると、ハワイ州兵部隊のロバート・リー司令官は操縦士の話として、機体が操縦不能になり高度を落としていったという。ハワイの地元放送メディアは、州兵部隊広報官の話として、操縦士は機械上の何らかの故障を示唆していると報じた。
 米空軍のF15をめぐっては、昨年11月に米ミズーリ州で起きたF15C型機の空中分解事故ですべてのF15が飛行停止。いったんは飛行再開したが、ロンジロンと呼ばれる主要構造材に亀裂が見つかり、さらに2度の飛行停止措置が取られた。その後機体の点検を進めた米空軍は1月14日から、安全が確認された機体の飛行を再開した。
 ハワイ州兵部隊はヒッカム米空軍基地に20機のF15を所有。AからD型機の各種あり、配備から平均25年が経過している。そのうち13機を飛行再開させた。

(2/3 9:53)

 
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