9日午前7時半ごろ、日本の南約700キロの太平洋上の伊豆諸島南部で、ロシア国籍とみられる航空機が日本の領空を侵犯した。侵犯は同30分から33分まで約3分間続き、航空自衛隊百里基地のF15戦闘機など計24機が緊急発進(スクランブル)した。ロシア機の侵犯は06年1月以来。
防衛省によると、航空機はロシア空軍の爆撃機とみられる。サハリン、北方領土を経て、太平洋を南下、伊豆諸島周辺を回り、再び同ルートをロシア側に戻ったとみられる。外務省が在日ロシア大使館を通して、抗議している。【本多健】
毎日新聞 2008年2月9日 13時05分