青森放送局

2008年2月9日 12時38分更新

風間浦 医療集約で村民に説明会


風間浦村で村内唯一の診療所が来月で廃止されるため、住民を対象にした村の説明会が8日開かれ、横浜村長は、診療所の医師が村内で開業を検討していることについて、開業が実現するように村として協力する考えを示しました。

この説明会は、昨夜、風間浦村の桑畑地区で開かれ、地元の住民14人が参加しました。

村で唯一の医療機関の風間浦診療所は、毎年、多額の赤字を出し、村の大きな負担となっていて、来月末で廃止されることが決まっています。

説明会では、まず、診療所の職員が、統合先の大間病院について、診療態勢や病院までのバスの運行の説明を行いました。

続いて、横浜村長が、診療所の医師が住民の強い要望を受けて村内に残り開業を検討していることを説明した上で、「今の診療所の建物を利用してもらうなど、開業の実現に向けて村として協力していきたい」と述べました。

横浜村長は、「診療所の閉鎖はやむを得ず、住民には我慢してもらうしかないが、診療所の医師の開業は非常に嬉しく感じていてなんとか実現して欲しい」と話していました。

村はこの説明会を今月13日までに村内の各地区で開くことにしています。