札幌放送局

2008年2月9日 10時5分更新

北見赤十字 夜間は開業医担当


北見市にある北見赤十字病院の内科医が全員退職することになった問題で、地元医師会は夜間の急病患者に対応するため、開業医を赤十字病院に派遣することを決めました。

この問題は、北見赤十字病院の内科の医師6人全員が3月で退職することになり、4月以降の診療のメドが立たなくなっているものです。
北見赤十字病院では救急態勢を維持していくため北見医師会に対し、内科の開業医の派遣を要請していました。
これを受けて医師会では開業医の派遣を決めました。
それによりますと、派遣は基本的に平日の午後7時から10時までの3時間で、内科の医師を中心に1人ずつ交代で症状の軽い患者の診察にあたるということです。
北見医師会では今後、協力できる医師を募り来月から当面、3か月間医師を派遣することにしています。
北見医師会では、「地域医療を守るために医師の派遣は必要だ。
それぞれの病院での仕事もあるができる限り協力したい」と話しています。