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サインは「ビザ取得のため」 パウエル二重契約否定

2008.2.6 12:08
このニュースのトピックスパ・リーグ
メモを手に会見に臨んだパウエル(撮影・浅野直哉)メモを手に会見に臨んだパウエル(撮影・浅野直哉)

 オリックス、ソフトバンクとの契約が問題となっている前巨人のジェレミー・パウエル投手(31)が5日、都内のホテルで問題発覚後初めて釈明会見を行った。契約条件の変更を求めたオリックスとは交渉決裂を伝え、二重契約について否定。改めてソフトバンク入りの意思を示し、6月23日まで許可されない支配下選手登録についても、受け入れる姿勢を見せた。

 渦中のパウエルが、ついに沈黙を破った。この日の会見は、ソフトバンク側が設定し、球団の通訳を介して行われた。

 「二重契約をするつもりもなかったし、そうではないと感じている。より有利な条件を提示した球団を選んだのではない」。感情を抑えるように言葉を選んだものの、顔はみるみる紅潮していった。

 パウエルによると、オリックス側とは1月上旬に交渉。オリックスからパ・リーグに提出されたサイン入りの契約書とされる書面は、「ビザを早く取得するためのものだといわれ、ファクスで送り返した」と主張した。

 契約締結寸前までいったが、身体検査後に状況が変わったという。「球団が有利な内容に契約を変更するようにいってきた。倫理的ではなく不誠実だった。その1つはバイアウト(契約解除などをした際の補償金)の変更だった」。その後、代理人を通じ、1月20日前後に交渉決裂を通告したという。ソフトバンクとの接触についても「その後数日してからだ」と、両チーム同時に交渉した疑いを否定した。

 「ソフトバンクの一員と思っている。球団と相談して、マウンドに立つ準備をしたい」とすでに心はホークスにあると強調したパウエル。パ・リーグの小池会長が、6月23日まで支配下選手登録しないことを“強く勧告”したことに対し、「残念だしキャリアには打撃だ。しかしわたしがコントロールできる問題ではない」として、受け入れる考えだ。

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メモを手に会見に臨んだパウエル(撮影・浅野直哉)

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