社会・くらし
安心出産を駒ケ根市長に要望
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(2008/2/9)
地域住民有志でつくるグループ「安心して安全な出産ができる環境を考える会(in駒ケ根)」は8日、駒ケ根市役所を訪れ、3月いっぱいで産科が休止となる昭和伊南総合病院の今後と地域医療への取り組みなどについて杉本幸治市長に文書を手渡して要望した。
要望書では▽飯島町、宮田村、中川村の住民が伊那中央病院を利用する際の移動時間や方法についての検討、配慮▽昭和病院で助産師による分べんを可能にするための、病院や医師間の協力体制の整備▽昭和病院の医師や看護師の待遇改善▽千葉茂俊院長の留任―などを求めている。
懇談の中で会員らは「杉本市長が公約に挙げた市民公募債の実現のためには中長期的なビジョンを示す必要がある」「まず病院を魅力的な職場にすること。そうすれば医師は集まるのではないか」などの提言も出された。杉本市長は「誰かに任せておけば良くなるという状況ではない。住民の小さな行動の積み重ねが病院を守ることになる。私も全力で取り組んでいきたい」として、現状改善に意欲的に取り組む姿勢を示した=写真。
代表の須田秀枝さんは「新しい市長だけあって熱意を感じた。今後の展開に期待したい」と話している。
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