2008年 2月 8日
備前市で山火事
8日午後、備前市で山火事が発生しました。地元の消防署のほか、ヘリコプターも出動し消火活動にあたっています。8日午後2時45分ごろ、備前市浦伊部の通称「笹尾山」の西側斜面から火が出ているのを、ふもとにいた男性が見つけ消防に通報しました。東備消防組合の消防車10台のほか、岡山市消防局のヘリコプターが出て消火活動に当たっています。備前市によりますと、午後5時現在鎮火には至っていませんが、火の勢いはおさまってきたということです。警察の調べでは、約5fの山林を焼失したということです。火事の現場は、JR赤穂線・伊部駅の南東約2キロの山林で、住宅への類焼は今のところないということです。

市長の訃報文書を偽造・男を逮捕
瀬戸内市長の訃報を知らせる文書を偽造し、近隣の4つの市役所などにファクスで送信したとして、8日、市の元職員が有印私文書偽造などの疑いで逮捕されました。逮捕されたのは、瀬戸内市役所の元職員、塩見智史容疑者(28)です。警察の調べによりますと、塩見容疑者は、昨年9月下旬ごろ、自宅のパソコンで「瀬戸内市長病死10月1日葬儀」などと文書を偽造し、岡山市のコンビニエンスストアに設置されたファクスから、岡山市役所や倉敷市役所など4ヵ所に送信した疑いです。塩見容疑者は、2006年11月、病院の駐車場で乗用車のタイヤに火を付けようとした放火未遂で現行犯逮捕され、瀬戸内市から懲戒免職処分を受けていてます。調べに対し、塩見容疑者は「免職に対する嫌がらせで、訃報の文書を作った」と容疑を認めているということです。塩見容疑者は、ことし1月、瀬戸内市長の名義で勝手にDVDプレーヤーなどを注文したとして、偽計業務妨害でも逮捕され、処分保留となっていました。

芥川龍之介・直筆原稿初公開
倉敷市で発見された文豪、芥川龍之介の直筆の原稿などが、倉敷市の中央図書館で初公開されています。公開されたのは、所在不明とされていた芥川龍之介の代表作「地獄変」の冒頭部分の2枚と、未完成に終わった小説「邪宗門」の22枚の直筆原稿などです。倉敷市出身の文学者、薄田泣菫の遺族が市に寄贈した資料の中から見つかったもので、文学的にも貴重な資料となります。確認された原稿は保存状態もよく、手直しした跡などもはっきりとわかります。また、薄田泣菫に宛てた手紙が新たに発見され、芥川龍之介が邪宗門の執筆で内容変更を求めるなど、苦心している様子が分かります。この「芥川龍之介幻の原稿」展は、今月28日まで倉敷市の中央図書館で開かれています。

美作市長脳こうそくで入院
美作市の宮本俊朗市長(63)が、7日夜、脳こうそくのため入院したことが分かりました。市によりますと、7日午後8時ごろ、自宅に戻った宮本市長が体調不良を訴え、病院で検査を受けたところ脳こうそくと診断されました。症状は軽く、会話もできる状態だということです。宮本市長は3〜4週間入院が必要で、来週から皆木照夫副市長が市長職務代理者に就任する予定です。

新見市で住宅全焼1人死亡
7日夜、新見市で住宅1棟を全焼する火事があり、1人が死亡しました。7日午後11時半ごろ、新見市哲多町矢戸の無職、油木祐子さん(87)の住宅から火が出ているのを通りがかった人が見つけ消防に通報しました。火は約2時間後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅約120平方メートルを全焼し、焼け跡の台所部分から1人の遺体が見つかりました。油木さんは1人暮らしで、火事の後行方がわからなくなっていることから、警察では、亡くなったのは油木さんではないかとみて身元の確認を急いでいます。

ATM盗難で男2人を送検
今月5日、岡山市で銀行のATM機が盗まれた事件で、窃盗の疑いで逮捕された男2人が、岡山地方検察庁に身柄を送られました。送検されたのは、岡山市清輝橋の自動車販売店店員、額田啓孝容疑者(24)と、瀬戸内市長船町の自動車板金塗装業、小井昭徳容疑者(27)です。警察の調べによりますと、2人は、今月5日午前4時40分ごろ、岡山市藤崎にある中国銀行平井支店セイレイ工業出張所を重機で壊し、現金2572万円余りが入ったATM機を盗んだ疑いです。盗まれた現金は全額回収されましたが、警察の調べに対し2人は、「車の購入費や消費者金融の返済のためにやった」と供述しているということです。

冷凍ギョーザ問題・別薬品検出されず
中国製の冷凍ギョーザから新たに別の薬品が検出され、同じ日に製造した商品が香川県内で販売されていた問題で、香川県による検査の結果、問題の薬品は検出されませんでした。コープかがわでは、有機リン系の薬品「ジクロルボス」が検出された冷凍ギョーザと、同じ日に製造した商品を36袋入荷し、県内の3店舗で販売していました。香川県では、一連のギョーザ問題で、これまでに回収したロールキャベツなど6つの商品を使って再検査を行いましたが、「ジクロルボス」は検出されなかったということです。一方、おかやまコープでは、問題のギョーザを入荷したかどうか現在確認中ですが、岡山県がこれまで回収した5つの商品を使って行った再検査では、「ジクロルボス」は検出されませんでした。

旧岡山会館ビル全体で営業再開
JR岡山駅前の旧岡山会館ビルに、ビジネスホテルがオープンし、約4年ぶりに全フロアーでの営業が再開されました。旧岡山会館ビルの5階から8階部分に8日オープンしたのは、ダイワロイネットホテル岡山駅前です。客室数216、延床面積は8930平方bで、フットマッサージ機や美顔器が設置された女性専用の部屋も設けられています。オープン初日となった8日は、約6割の予約状況となっている他、9日からの連休は約8割の予約が入るなど、上々の出だしということです。旧岡山会館ビルは、ホテルニューオカヤマが経営不振から2004年3月に営業を終了して以来、JR岡山駅前という1等地ながら閉鎖状態が続いていました。しかし、去年11月の大手家電量販店「ビックカメラ」の出店に続き、8日のホテル開業で約4年振りに全フロアでの営業が再開されました。