出火直前不審な車 姫路連続火事
2005/02/08

 姫路市広畑区で七日未明に起きた連続不審火で、雑居ビルなど五棟を全半焼し一人が死亡した同区東新町の火災直前、近くで不審な白っぽいワンボックスカーが目撃されていたことが八日、飾磨署の調べで分かった。

 同署によると、七日午前四時半ごろ、東新町の現場から南西約一キロのラーメン店兼住宅木造二階建て約百平方メートルが全焼。約十分後、東新町の現場から約三百メートル北でトラクターが全焼し、さらに約三十分後、東新町の現場から出火した。

 同署などの調べでは、散歩中の住民が同日午前五時ごろ、現場近くの交差点で、ワンボックスカーがラーメン店の方角からトラクターの焼けた現場の方へ走るのを目撃。数分後、東新町のビルの炎上前に、同じ車がビルの前の駐車場でバックしているのを見たといい、同署で不審火との関連を調べる。

 住民は「付近を周回しているように感じた」と話している。

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