2008年2月8日 18時9分更新
8日は、針供養の日です。「針の碑」が境内にある福岡市の神社では、和裁の仕事をしている人たちが針に感謝しました。
「針供養」は地域によって12月8日か2月8日に行われていますが、和裁を職業としている日本和裁士会福岡県支部では、忙しい年末をさけてこの日に針まつりをしています。
福岡市天神の警固神社の境内にある大きな石造りの「針の碑」の前に80人余りが集まり、「針まつり」の神事が行われました。
「針の碑」は、和裁などの伝統を大切にする心を忘れないようにと、30年ほど前に建てられました。代表が祭壇の前に進み、折れたり曲がったりした針を豆腐に刺して、日ごろ大切に使い込んでいる針に感謝しました。
女性の1人は「1日に8時間は針にふれている私たちにとって、きょうは正月みたいな特別の日です。また1年間頑張ろうという気持ちになります」と話していました。