フランス国際へ向けて出発した井上康生=成田空港
柔道男子100キロ超級で北京五輪を目指す、シドニー五輪100キロ級金メダリストの井上康生(29)=綜合警備保障=が5日、代表選考の判断材料の1つとなるフランス国際(9、10日)へ向けてパリに出発した。
大会には、タレントの東原亜希夫人(25)が、1月の結婚発表後、初めて観戦に訪れる予定で「家庭が力になっている。安心して(柔道を)やれるので感謝している」と照れを隠すように話した。2日には、親交のある元大関の栃東親方の断髪式に出席し「頑張ってこい」とエールを送られた。
現在、100キロ超級の選考レースでは、棟田康幸(警視庁)、石井慧(国士舘大)に押され気味。「厳しい状況にある。練習したことを出せるか出せないかが勝負の分かれ道。結果を出せると信じてやっていきたい」。昨年優勝しているゲンのいいパリで、復活へののろしを上げたい。