自民党は8日、中国製冷凍ギョーザの中毒事件について「輸入食品の安全性に関する緊急対策本部」の会合を開き、中国に派遣されていた政府調査団から報告を受けた。調査団は、中国側から生産管理記録などのデータが提供されることなどを報告。製造元の天洋食品の工場について「視察の範囲内では衛生管理に問題はなかった」と説明した。
これに対し、出席議員からは「事実関係が明らかになっていないのに、(工場に)問題がないかのようなコメントは出すべきでない」と批判が出た。調査のあり方についても「操業停止中の施設を見るだけでは不十分だ」などと厳しい指摘が相次いだ。【野口武則】
毎日新聞 2008年2月8日 19時54分