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【社会】

母子4人の中毒症状消える 事件で病院側が会見

2008年2月8日 18時43分

 中国製ギョーザ中毒事件で、被害に遭った千葉県市川市の一家5人のうち、二女(5)を除く母子4人が入院している浦安市川市民病院(浦安市)の担当医師らが8日会見し、いずれも中毒症状が見られなくなるまで改善し、経過観察中であることを明らかにした。

 佐藤俊彦小児科長は「2、3週間後に症状が出る可能性があるのではっきり言えないが、退院について考えられる時期にはなった」と話した。

 一家の中で最も症状が重かった二女は順天堂浦安病院(浦安市)に入院中だが、経過は順調で、1−2週間後に退院できる見通し。

 佐藤小児科長によると、母子4人は約1週間前から同じ部屋で過ごしており、有機リン系の薬物による瞳孔の収縮や精神的不安定などの症状はなくなった。投薬は7日までに中止したという。

(共同)
 

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