日教組の教育研究集会を巡り、会場に予定されていたホテルが右翼団体による妨害活動を理由に会場を使用させなかった問題で、弁護士ら有志グループがホテル側に抗議の申し入れを行いました。
「今回の問題は日本の民主主義全体に関わる、表現の自由がない世の中になる上で、とっても大きな引き金になるかもしれない」(申し入れをした毛利正道 弁護士)
日教組の教研集会は当初、開会式などの会場として東京・港区の「グランドプリンスホテル新高輪」が予定されていましたが、ホテル側が右翼団体による妨害活動を理由に契約を破棄し、開会式は中止に追い込まれました。
これは日教組の57年間の大会史上、初めてのことで、弁護士ら有志グループがホテル側への抗議を呼びかけたところ、1週間足らずで全国から300人近くの賛同が集まり、ホテル側に抗議の申し入れを行ったものです。
ホテル側は、「法令違反には当たらない」「右翼団体を恐れて解約したのではない」としていますが、日教組は損害賠償を求める方針です。(08日01:50)