札幌の小学校で、学校給食に出された中国産のマッシュルームから異臭がしたため、市の教育委員会が回収を指示しました。小樽市では、マッシュルームを食べた児童らが腹痛などを訴えています。
札幌市教育委員会によりますと異臭がしたのは5日の札幌市立西宮の沢小学校の給食で、ハヤシライスに入っていた中国産のマッシュルームです。
職員の試食でマッシュルームから異臭がしたため提供をやめました。この給食が調理された西園小学校では、児童や教員がハヤシライスを食べましたが体調不良などは出ていません、二つの小学校のハヤシライスは別々の鍋で調理されたということです。
食材を調達した学校給食会の調べではこのマッシュルームは中国で塩漬けされ、その後の塩抜きが不十分だったことが異臭の原因だとしています。
(北海道学校給食会・諌山事務局長)「原料の時は異常がなくて調理後に異臭が出たということは一番考えられるのは熱が加わったことによって異臭が発生したのでは」
札幌市教育委員会は各学校にマッシュルームの返品を通知しました。一方、小樽の小学校でもきのう中国産のマッシュルームを食べた児童が腹痛や下痢などを訴えています。
(張碓小学校・吉田校長)「朝、子供達に具合が悪くなったかどうか聞いたところ22名の子供が症状を訴えた」
(2008年2月 7日(木)「どさんこワイド180」)
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