業務用スーパー「肉のハナマサ」を展開するハナマサ(東京・港)は、全102店のほぼ半数にあたる47店を今月12日に閉鎖する方針を固めた。同社は過去4年に約40店を出す拡大路線を取り、売上高は年1、2割ペースで伸びてきた。ただ過去5年で二度の最終赤字となるなど利益面では厳しい状況だった。月内にも資金、経営の両面での支援企業を探し、経営再建をめざす。
チェーン店が一斉に大量閉店するのは異例。閉鎖店舗は東京・多摩地域を中心に首都圏の一都四県(茨城県を含む)にある。飲食店など業務用の買い物客が多い都心部の店舗と違い、一般客がほとんどで売り上げが伸びなかった。(11:03)