文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:DNAメディア
2006/11/14 20:12
Beckett氏は、彼のチームがどれだけの金額をRevverから得たかについては口を閉ざしている。ちなみに、そのユーモアで大人気となった映像「The Diet Coke & Mentos Experiment」を制作した2人組には、7月、Revverから3万5000ドルが支払われた。
49歳になるStarr氏は、競合他社や批評家から、彼のやり方は映像共有におけるコミュニティ性を損うとか、報酬を支払う余裕のない大部分のサイトはどうするのかといった批判を耳にしてきた。
「制作者と売り上げ を分け合っていては利益が上がらないという人は皆、純粋すぎるか、甘い汁を独占したいだけだ」とStarr氏は語り、さらに次のように述べた。「YouTubeの買収が証明したのは、創造性は1カ所に集めることができ、しかも莫大な金額で取り引きされるということだ」
YouTubeの広報担当者は、この件についてのコメントを拒否した。
Starr氏は組合を結成しようとしているわけではない。ただ、彼の口調がそのような印象を与えるだけだ。情熱の源は、30年にわたって新進の才能を育ててきた経験だとStarr氏は言う。同氏は、William Morris Agencyのタレントエージェントとして、Ben Stiller、Philip Seymour Hoffman、Ang Lee、Tim Robbinsなどの俳優、監督、脚本家と組んで仕事をしてきた。Brad Pittの初期出演作品のひとつである 映画「ジョニー・スエード」の製作 総指揮も担当した。
しかし、同氏が「私の人生を変えた」と言うアーティストに出会ったのは、Starr氏が音楽プロモーターとして働いていた1970年代後半のことだ。Bob Marley and the Wailersとのウィスコンシン州マディソンのOrpheum Theaterへの出演交渉の中で、Bob Marleyとの間に交流が生まれたのだった。
「もともとはあの偉大なミュージシャンに会いたかっただけだったが、彼のグローバルな意識に触れることで、私も変わった」と話すStarr氏は、今もBobの未亡人Rita Marleyの良き友人であり、相談相手である。
並外れた才能を持つアーティストと共に仕事をしてみて、Starr氏はアーティストは正当な報酬を得るべきだということを確信した。同氏は、今の時代、次のBob MarleyやElvis Presleyがインターネットにひそんでいる可能性はかなり高いと強調する。そして、Webでは芸術を無料で交換するものだとする意見を否定し、エンターテイナーの才能を無償で享受しようとする人は、彼らを搾取しているに過ぎないと言う。
両肩に夢を背負って--Thunderbolt製ジェットパックで空を飛ぶ
来た、見た、開けた--「MacBook Air」開封の儀
「ティファニー」「インターネットマシン」「株ケータイ」--孫社長アイデア溢れるソフトバンク春モデル
メンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。