鞍手町は、剣第二と西川第二の町立保育所2カ所を09年4月をめどに民営化することを明らかにした。行財政改革の一つで、譲渡先を公募で決める際の条件を近く公表する。
町福祉課によると、少子高齢化の影響や建物の老朽化に伴って経営が悪化、町負担が増えることから民営化を決めた。廃園や指定管理者制度も検討したが、利便性や経費削減効果、サービス向上を考慮し、民営化とした。
町が直鞍地区の社会福祉法人に意向を聞いたところ、17法人中4法人が運営に関心を示した。両園の保護者らでつくる選考委員会(13人)が公募の際の選考基準と募集要項を検討しており、決まり次第公表する。
同課は「認可保育園を運営している社会福祉法人が最低条件。保護者の理解も求めたい」と話している。2保育所とも土地は無償貸与、建物・設備は無償譲渡する。【入江直樹】
〔筑豊版〕
毎日新聞 2008年2月7日