スポーツ報知のメインコンテンツへジャンプ

◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇

◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇

スポーツ報知>サッカー>日本代表

ここからスポーツ報知のメインコンテンツです

坪井、代表引退!日本最速ストッパー28歳の決断

日本・タイ戦をベンチ外となり、スタンドから観戦する坪井(左)(右は前田)

 2006年ドイツW杯にも出場した日本代表DF坪井慶介(28)=浦和=が、代表を引退する意思を固めたことが7日、明らかになった。6日のタイ戦前に岡田武史監督(51)に伝えており、試合後、指揮官から選手に報告された。代表キャップ40試合の快足ストッパーは、今後は世界進出計画を進める浦和の躍進に、全身全霊をささげる。

 日本最速のストッパー・坪井が、28歳というキャリア最盛期に代表引退を決断した。タイ戦快勝劇で高揚する6日夜の埼玉スタジアムのロッカールームが重苦しい雰囲気に支配された。「残念な知らせがある…」日本サッカー協会関係者によると、複雑な表情を浮かべた岡田監督は死闘を終えた選手に対し、坪井が代表引退の決意を固めたことを報告したという。

 坪井はタイ戦前の段階で岡田監督と去就会談を持った様子。タイ戦では登録メンバー18人から外れたものの、戦力として評価する岡田監督は強く慰留した模様だが、坪井の意思は固かった。8日にメンバー発表となる東アジア選手権にも参戦せず、日の丸の舞台から去ることになる。

 日本代表通算40試合に出場。一瞬でトップスピードに乗る快足とカバリング能力をジーコ監督に評価され、03年に代表デビュー。常に笑顔を絶やさぬ人格者も人知れず苦闘の日々を送った。04年7月のスロバキア戦で左太もも裏腱(けん)及び筋断裂で全治半年の長期離脱を強いられた。療養中、ベッドから自力で起き上がれず夫人に支えられた時、絶望の淵(ふち)に立たされた。06年ドイツW杯では初戦のオーストラリア戦で、原因不明の両足けいれんで無念の途中交代。誰よりも1次リーグ敗退の悔しさを噛(か)みしめた。

 早すぎる代表引退の理由は、愛する浦和のためだった。昨季アジア王者となり、トヨタ・クラブW杯でも3位に輝いたチームの躍進に全精力を注ぎ込むつもりだ。レッズ一筋7年目の坪井は、今後、サッカー人生のすべてを赤い悪魔にささげる。

 ◆坪井 慶介(つぼい・けいすけ)1979年9月16日、東京・多摩市生まれ。28歳。三重・四日市中央工、福岡大を経て、02年に浦和入り。フル代表デビューは03年6月のパラグアイ戦。06年ドイツW杯のオーストラリア戦、ブラジル戦を含む国際Aマッチ40試合に出場し、0得点。スピードを生かしたカバリング能力が特徴のDF。179センチ、67キロ。

この記事をlivedoorクリップに登録

この記事をYahoo!ブックマークに登録

ソーシャルブックマークに登録

(2008年2月8日06時02分  スポーツ報知)

試合結果 (2月6日)
▼W杯アジア3次予選 第1日
日本
4-1
タイ
終了

 

 

スポーツ報知の出版物

マガジン報知