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新型インフルエンザに備え/相模原でフェーズ4対応訓練
新型インフルエンザの拡大で「人から人への感染増加」を指す「フェーズ4」を想定した県内初の対応訓練が七日、相模原協同病院(相模原市橋本二丁目)などで行われた。市職員と医師ら計約四十人が参加し、感染を食い止めるための一連の手順や連絡体制を確認した。
世界保健機関(WHO)は、感染拡大の警告段階について「人感染のリスクは低い」から「効率よく持続した人─人感染が確立」までの「フェーズ(局面)」として1~6の数字で示す。現在は「人─人感染はないか、極めて限定」のフェーズ3。
訓練は、市内で初めての感染事例が市の保健所に報告されたという想定で実施。保健所から連絡を受けた同病院は、屋外のテントに設置された専門の「発熱外来」でゴーグルとマスク、防護服を着用した医師が患者を診断。検査で新型インフルエンザウイルスの感染と判明すると、救急隊員らが患者を「アイソレーター」と呼ばれる隔離カプセルに入れ、市外の感染症専門病院に搬送した。
同病院事務部の村山洋一副部長は「今回の訓練を生かし、感染拡大時には正確な対応を心掛けたい」と強調した。
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