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産科医不足で国派遣/新宮市立医療センター

2008年02月07日

 産婦人科医不足対策のため、国から新宮市立医療センターに派遣されている中尾愃仁(けんじ)医師(63)が6日、県庁を訪れ、2月末の派遣期限を過ぎても同医療センターで勤務を続けることを表明した。今後は同医療センターの職員として、期間を定めず勤務する。

 中尾医師は同日、勤務継続の確認書を受け取り、「医者である限り、現場で死ぬまで働きたい。仕事に没頭できる環境であり、生きがいを感じている」と話した。

 県医務課によると、同医療センターは07年2月、産婦人科医2人のうち1人が退職することになり、分娩(ぶんべん)予約を一時休止。国の緊急医師確保対策の一環として、中尾医師が同年9月から半年間の任期で同医療センターに派遣されたため、分娩予約を再開している。

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