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トルコ国会、スカーフ容認の憲法改正案を一次可決

  • 2008年02月07日 13:23 発信地:アンカラ/トルコ
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2008年2月6日、トルコ・アンカラ(Ankara)の国会で行われた憲法改正に関する審議に出席したレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相。(c)AFP/ADEM ALTAN

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【2月7日 AFP】(一部更新)トルコ国会は6日、女性が大学でスカーフを着用することを許可する憲法改正案を可決した。憲法改正には全議員(550議席)の3分の2以上に当たる367人の賛成が必要だが、採決では賛成401票、反対99票で条件をクリアした。Nevzat Pakdil国会副議長が発表した。

 1980年の軍部による無血クーデター以来、トルコ国内の大学では授業中のスカーフ着用が禁止されてきた。そのため、高等教育そのものをあきらめたり、カツラでスカーフを隠して授業に出席する女性が多かった。

 改正案の条文には「何人も高等教育を受ける権利をはく奪されてはならない」と暗に若い女性を指す文言が盛り込まれた。

 改正審議は2回行うことが憲法規定で義務づけられており、国会では9日に2回目の審議に入る。

 今回の改正案は与党公正発展党(AKP)が提出。同党はスカーフ着用禁止規定について、良心の自由と教育を受ける権利の侵害だと主張していた。

 スカーフ着用を、建国以来の国是である厳格な政教分離に対する挑戦ととらえる軍、司法界、学界関係者はAKPの改正案に激しく反発していた。(c)AFP

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