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志木市立市民病院:4月から夜間小児医療 朝霞地区の開業医40人協力 /埼玉

 志木市の長沼明市長は、朝霞地区4市(人口約43万人)の小児科医不足の打開策として、朝霞地区医師会(橋本啓一会長)の開業医による土曜・平日夜間の「小児救急医療」を4月から、志木市立市民病院で実施することを明らかにした。市によると、医師会の開業医が市・町立病院で派遣診療するのは県内では極めて珍しいという。

 朝霞地区の休日・夜間小児救急診療は、国立病院機構・埼玉病院(和光市)など5病院が輪番制で実施してきた。しかし、小児科医不足で昨年3月、2病院でゼロになった。

 その後、埼玉病院、志木市立市民病院、堀ノ内病院(新座市)の3病院の輪番でしのいできたが、常勤小児科医4人の志木市民病院が全体の約7割を受け持っており、勤務負担が重くのしかかっていた。

 実施するのは月~金曜日の午後8時から2時間と、土曜日の午後7時から2時間。医師会の開業医40人が協力する。1回の診療報酬は1万円で市が負担する。

 橋本会長は「2年前から全国的に小児診療が崩壊し始めた。地域医療を守るため志木市民病院へ医師を派遣することで現状を打開し、モデル的に機能させていきたい」と話している。【藤川敏久】

毎日新聞 2008年2月7日

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