財務省が7日発表した1月末の外貨準備高は、昨年12月末に比べ226億7900万ドル増えて、9960億4400万ドルだった。7カ月連続の過去最高の更新で、1兆ドルの大台が目前となった。
米長期金利の大幅低下(債券価格は上昇)で、保有する米国債券の評価額が増加したほか、ユーロ高でユーロ建て資産のドル換算額が増えた。米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題の影響で、投機的資金が金市場に流入し、金価格が上昇したことも増加要因になった。【清水憲司】
毎日新聞 2008年2月7日 10時12分