女性の賠償請求、男が棄却求める 福島・女医暴行で仙台地裁弁論福島県で起きた暴行事件で被害に遭い、研修期間が延びたことが就職の支障になるなどとして、宮城県の20代の女性医師と家族が、元同僚で20代の男=懲役4年6月の判決確定、服役中=に1663万円の損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論が6日、仙台地裁であり、男は請求棄却を求めた。女性側は研修期間の延長について「医師の適性が低いと思われ、就職に悪影響が出る。延長理由を聞かれるたびに事件を思い出さざるを得ない」と主張。男は答弁書で、研修期間の延長を損害算定に含めることについて争う姿勢を示した。 訴えによると、男は昨年2月、女性に交際を断られたことを逆恨みして女性宅に侵入し、スタンガンなどを使って乱暴しようとしたが、未遂に終わった。女性は顔や首などにやけどをした。女性は当時、福島県内の病院の研修医だったが、事件の影響で研修の中断を強いられ、期間が延びた。
2008年02月06日水曜日
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