厚生労働省は、「不老不死病院」など事実であることを客観的に証明できない表現を含む院名の使用を今後も認めない方針を都道府県などに通知する。
病院や診療所の院名は、医療機関からの申請を受けて、都道府県や保健所が使用を認めるかどうかを判断している。厚労省は、院名を広告の一種とみなして使用を大幅に制限してきたが、昨年4月の改正医療法の施行に伴い、治療方法や診療の対象者を含むものにまで使用できる範囲が拡大された。
これに伴い、従来は地域ごとに判断にばらつきがあった「ペインクリニック」「腎透析クリニック」「女性クリニック」などの使用が正式に認められた一方、客観的事実であると証明できないものや虚偽・誇大な表現などを使用した院名は引き続き禁止されている。
厚労省によれば、これらの変更点に関する医療機関からの問い合わせが多いといい、取扱いを改めて明確にすることにした。
通知はQ&A方式で、早ければ2月中にも出す方針。使用できない院名の具体例としては「不老不死病院」のほかに、「ナンバーワンホスピタル」や「無痛治療病院」などを挙げるという。
更新:2008/02/06 21:13 キャリアブレイン
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08/01/25配信
高次脳機能障害に向き合う 医師・ノンフィクションライター山田規畝子
医師の山田規畝子さんは、脳卒中に伴う高次脳機能障害により外科医としての道を絶たれました。しかし医師として[自分にしかできない仕事]も見えてきたようです。