2008年 2月 6日 |
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加ト吉・冷凍食品事業の統合白紙に
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一連の中国製ギョーザ問題を受け、観音寺市の加ト吉と、JT、日清食品による冷凍食品事業の統合契約が、白紙撤回されることになりました。計画では、JTが加ト吉を完全子会社化した後、日清食品に加ト吉株の49%を譲渡し、3社の冷凍食品事業を統合する予定でした。しかし、JTの冷凍食品会社「ジェイティーフーズ」が輸入した中国製冷凍ギョーザによる中毒問題で、生産調整に追い込まれるなど影響が拡大し、3社は合意の上で統合契約を解消する方針を決めたものです。JTは現在、加ト吉の93.88%の株式を保有していますが、早い段階で加ト吉の株式を単独で100%取得し、子会社化する方針です。
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別薬品検出のギョーザ香川でも販売
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福島県で回収された中国製の冷凍ギョーザから、新たに別の薬品が検出された問題で、同じ日に製造された商品が、香川県の生協で販売されていたことがわかりました。新たに検出されたのは、有機リン系の薬品「ジクロルボス」です。福島県で回収された「CO・OP手作り餃子」から検出されました。このギョーザは、一連の中毒事件を引き起こした中国の工場で、去年6月3日に製造されていました。コープかがわでは、同じ日に製造されたギョーザ3ケース36袋を去年9月に入荷し、県内の3店舗で販売したということです。おかやまコープでは、問題のギョーザを入荷していたかどうか現在確認を進めています。岡山・香川両県では、これまでに検査を行った商品を使って、「ジクロルボス」について改めて検査を行っています。
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介護施設職員が利用者のトイレ姿を撮影
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岡山市にある介護施設で、職員が、カメラ付携帯電話でトイレに座った利用者を無断で撮影し、市から改善勧告を受けていた事がわかりました。改善勧告を受けたのは、岡山市高島新屋敷の小規模多機能型介護施設、「マザーズくぬぎ」です。岡山市によりますと、去年11月、施設の20歳代の女性職員が、カメラ付携帯電話で洋式トイレに逆向きに座った70歳代の利用者の男性を無断で撮影し、その写真を別の職員が、携帯電話の待ち受け画面に設定していました。撮影された男性は認知症で、目と耳が不自由でした。去年12月、岡山市に元職員から、利用者の処遇に問題があると通報があり発覚したものです。市では人格への配慮を欠いた行為として、介護保険法に基づく改善勧告を出し、再発防止策などをまとめるよう求めています。
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クラボウ チボリ公園の土地返却求める
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倉敷チボリ公園の土地を所有する大阪の繊維会社クラボウは、岡山県が公園の運営から手を引いた場合、土地を返すよう求めていることが分かりました。今月4日に大阪のクラボウ本社を訪れた岡山県の幹部と、公園を運営するチボリ・ジャパン社の坂口社長らに伝えたものです。倉敷チボリ公園の土地は、現在、県がクラボウから年間6億円で借りています。県が来年から土地代の支援を打ち切るため、県などは、チボリ・ジャパン社が自主運営する案と、クラボウなど他の民間企業が公園を運営する案を、クラボウに打診しました。関係者によりますと、クラボウは「県に土地を貸しているのだから、県が運営から手を引くなら土地を返して欲しい」と回答したと言うことです。また、公園の運営に参加することにも否定的だったと言うことです。チボリ・ジャパン社は、今月12日に開く取締役会でこの問題について協議する予定です。
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高校職員が万引きで懲戒処分
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三豊市の県立高校の職員が、スーパーマーケットで万引きをしたとして、停職1カ月の懲戒処分となりました。懲戒処分を受けたのは、三豊市の県立高校で環境整備などを行う53歳の一般職員の男性です。県教委によりますと、この職員は、去年11月24日、観音寺市柞田町のスーパーマーケットで、149円のママカリの酢漬け1パックを盗んだものです。窃盗の疑いで書類送検されましたが、不起訴処分となっています。県教委の調べに対しこの職員は、「魔がさして盗んだ」と話しているということです。この職員は、精神的に不安があるとして、去年7月から12月まで仕事を休んでいて、6日付けで退職しました。
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旧岡山会館ビルにホテル8日オープン
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JR岡山駅前の旧岡山会館ビルに、ビジネスホテルがオープンするのを前に、内覧会が開かれました。JR岡山駅から徒歩1分。旧岡山会館ビルの5階から8階部分にオープンするのは、ダイワロイネットホテル岡山駅前です。客室数は216、延床面積は8930平方メートルで、フットマッサージ機や美顔器が設置された女性専用の部屋も設けられています。また、15平方メートル前後が一般的と言われるシングルの部屋で、約20平方メートルの広さを確保し、セミクイーンサイズのベッドを設置するなど、ゆったりとくつろげる造りになっています。ダイワロイネットホテル岡山駅前は8日オープンし、初年度に5億円の売り上げを目指します。今回のホテル開業で、旧岡山会館ビルは全てのフロアで営業が再開されます。
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ATM盗難 中の現金は全額回収
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5日、岡山市でATM機が盗まれた事件の続報です。警察が見つかったATM機を調べた結果、現金は全額無事回収されたことがわかりました。警察によりますと、盗まれたATM機を解体して調べたところ、中にあった現金2572万4000円は、全て残されたままだったということです。また、犯行に使われたパワーショベルやトラックなどの車両は、岡山市内の建設会社やレンタカー会社から、4日夜以降に盗まれたことも判明しました。この事件は、5日午前4時40分ごろ、岡山市藤崎にある中国銀行平井支店セイレイ工業出張所が重機で壊され、ATM機が盗まれたもので、警察では窃盗事件として捜査しています。犯行には数台の盗難車が使われていることから、警察では、複数犯による計画的な犯行とみて調べています。
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岡電・中鉄バスが7月から共同運行
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岡山市内を走る岡電バスと中鉄バスが、今年7月から一部の路線で共同運行することになりました。これは利用者の促進と、経営の合理化を進めようというバス会社同士の思惑が一致し、実現したものです。6日は岡電バスの小嶋光信社長と、中鉄バスの藤田正蔵社長が出席して調印式が行われました。共同運行になるのは、天満屋と津高や運転免許センターを結ぶ4路線です。国道53号線を走るルートでは、現在、2社合わせて約200台が運行していますが、今後は運行本数を減らすなどして、お互いのバスの到着時刻が重ならないよう、整理・統合します。また、岡山駅前では行き先が同じでも、会社ごとに乗り場が離れていますが、これを機に2社で乗り場を統合したいとしています。運行本数や時間帯の調整などをすすめ、今年の7月1日から共同運行を始める予定です。
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岡山県原油価格高騰対策本部設置
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原油価格の高騰が長期化し、県民生活にも影響が出ている事から、岡山県は6日、山口副知事を本部長とする原油価格高騰対策本部を設置しました。具体的な対策としては、便乗値上げを監視するため、灯油や食料品の価格動向を調査する、中小企業向けの融資制度をPRする、農業の省エネ化を進める、などとしています。県では、今月下旬、岡山・倉敷・津山の3カ所で、中小企業向けの特別相談会を予定しています。
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