ここから本文エリア 出産・子育て支援凍結、財政再建が第一 橋下新知事表明2008年02月06日 大阪府の橋下徹知事は6日、就任後初めての記者会見で「財政非常事態宣言」を行い、新年度予算から「赤字隠し」の手法をとらず、歳入の範囲で予算を編成するとした。マニフェストに掲げた出産・子育て支援事業など17事業も当初予算案には盛り込まない方針だ。 宣言では、財政再建団体転落を回避するための「通常よりも多い府債借り換えの手法」から決別し、「収入の範囲内で予算を組む」という原則を徹底するとした。 橋下知事は選挙中、校庭の芝生化や保育施設の整備など、出産・子育て支援を中心とした17の重点事業を掲げていた。だが、会見では「財政再建が第一。大阪府が転覆してしまっては元も子もない」と語り、2月議会で審議する新年度当初予算案には盛り込まない考えを表明。13日に発足する重要政策プロジェクトチームで検討し、6月までに補正予算に計上するかどうか判断する。 府は今後、新年度から1千億円規模の歳出削減で歳入に見合った予算を編成する方針で、2月議会には7月末までの暫定予算を提出、6月をめどに本格予算を編成する。橋下知事は「府民に迷惑をかけると思うが、府政の大改革に必要なプロセスとして理解と協力をしてほしい」と語った。 PR情報関西ニュース
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