中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、中国の検疫当局は、「食の安全の問題ではなく、人為的な事件だ」との見方を初めて示しました。
中国検疫当局の魏伝忠 副局長は、日本の調査団との会談で、人為的な事件であるとの見方を示したうえで、「工場の安全管理は厳格であり、中国でメタミドホスが混入した可能性は極めて低い」として、日本で混入した可能性を示唆しました。
そのうえで、「日中友好を不満に思う者が、極端な方法でこれを破壊しようとした可能性も排除できない」との認識を示しました。
これに対し日本側は、「原因はまだ究明されていない」と述べました。(06日20:40)