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自民党:社会保険病院と厚生年金病院の存続策で基本方針

 自民党は6日、全国53の社会保険病院と10の厚生年金病院を存続させる手法として、赤字の病院は収支を黒字の病院と一本化し、赤字幅を縮小して譲渡先を探ることを柱とする基本方針をまとめた。

 社会保険庁は、10年1月までに廃止されて日本年金機構など二つの非公務員組織に改編されるのに伴い、自ら運営する社会保険病院と厚生年金病院の整理統合計画策定を進めている。経営が苦しい病院の廃止も一時検討されたが、自民党は「地域の医師不足に拍車をかける」として、赤字病院も含め存続できる手法を模索していた。

 06年度、単年度収支が赤字だった病院は社会保険病院17、厚生年金病院4の計21。自民党は赤字病院について、経営を黒字病院と一体化して赤字を吸収させたうえで譲渡先を検討する。譲渡先が決まるまでは、年金保険料などを用いて建築した施設の売却を進めるための独立行政法人が運営する。譲渡の際は「公益性の高い病院」として存続させることを条件にする。【吉田啓志】

毎日新聞 2008年2月6日 18時29分

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