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【社会】

銀行を温暖化でランク付け 1位英銀、日本勢は低評価

2008年2月5日 09時15分

 世界の主要金融機関などの地球温暖化への取り組みは、一部に先進的な例があるものの、まだまだ不十分だとする初の「世界の金融機関の温暖化対策ランキング」を、米国の機関投資家などでつくる民間組織が5日までにまとめた。

 40の金融機関を対象に調査した。100点満点で60点以上は5つだけで、いずれも欧州の金融機関。1位は英銀行大手のHSBCで70点。日本の金融機関は24−39点と厳しい評価を受けた。

 調査は「温暖化問題に責任を持つ理事や役員を置いているか」「排出削減目標を定めているか」「経営戦略で温室効果ガスの排出削減を位置付けているか」など14項目について、金融機関の取り組みを点数化し、総合点で順位を付けた。

 日本の金融機関では、三菱UFJフィナンシャル・グループの39点、22位が最高。三井住友フィナンシャルグループが24位(33点)、みずほフィナンシャルグループが30位(24点)で、経営トップの温暖化問題への関与の不十分さなどが目立った。

(共同)
 

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