ベンゼン 溶剤として使われず
福島県喜多方市にある「コープあいづ」の店で去年11月に販売された中国製の冷凍ギョーザには、ジクロルボスと呼ばれる殺虫剤の成分が混入していたほか、袋からトルエンやキシレン、ベンゼンという3つの物資が検出されています。調べによりますと、これらの物質は農薬を作るときに殺虫剤の成分を溶かすために使われますが、このうちベンゼンは発がん性が指摘され、日本では10年以上前から農薬の溶剤として使われていないことがわかりました。専門家は「日本で製造された農薬が混入したのであれば、ベンゼンが検出されることは考えられない」と話しています。警察は、ジクロルボスが混入した経緯を解明するうえでの手がかりになるとみて、中国で販売されている農薬の成分などについて調べることにしています。また、問題のギョーザが中国で出荷されてから日本の小売店に着くまでの輸入や流通の過程で、ジクロルボスが混入したりベンゼンなどが付着したりする可能性がないのかについても調べることにしています。 |
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