内科

禁煙指導

会議の席上、“どうも頭がハッキリしないのでタバコを一服”という人がいます。タバコを吸うと頭にかかった靄がはれてすばらしいアイデアが生まれると信じている人ですが、実は医学的にはまったく逆。タバコを1本吸うと、イメージを司る脳の右半球が45分間機能を停止するのだそうです。(東京医科歯科大学大学角田忠信先生)
このところ急激に勢力を増してきた嫌煙権者にとっては、肺がん説とともに強い味方の出現の感がありますが、逆に愛煙家にとっては、ダブルパンチ?ともあれ、以下は禁煙を目指している人のためのタバコと肺がんについてのお話。
肺がんへの危険性を示す一つの目安として、喫煙指数というものがあります。一日の喫煙本数と喫煙年数をかけあわせたもので、たとえば一日40本を20年間吸い続けた人の喫煙指数は800になります。この喫煙指数が600以上だと肺がんになる危険があり、400でも危険はありますが、900以上になればヘビースモーカーで、危険は急増するといわれています。
喫煙者の中には“いろいろいわれても、もう20年以上もタバコを吸っている。いまさら禁煙しても手遅れ”と諦める人もおりますが、禁煙して5年も経てばずっと吸わなかった人と同じくらい安全圏に戻れるというのですから、今から禁煙しても決して遅すぎることはないといえます。

平成18年4月より禁煙指導が保険導入されました。それまでは禁煙指導は自由診療のみでした。
ただし、保険で出来る医療機関は限られております。
当院では保険治療で受けて頂くことが可能です。

在宅診療

在宅診療

当院では、寝たきりになってしまった年配の方や、体の状態により通院不可能な方、難病の方などに毎月定期的に訪問診療を行ってきました。
これにより当院は患者様が安心して在宅で療養できるよう、管理にあたっております。
通常の在宅診療(往診)は昼休みに行います。緊急時には時間外でも往診を行います。
現在、外来に通院中の患者様が、将来、歳をとって寝たきりなどになったとき、往診医としてその後の治療を継続していくことができれば幸いです。

検診

当院では 基本健診を含めた各種検診を行っています。 
心電図、胸部レントゲン、頚動脈・心臓・腹部超音波、上部消化管内視鏡などの各種検査も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。 

インフルエンザ、肺炎球菌ワクチンなどの予防接種も行っていますので、お問い合わせ下さい。

糖尿病を見逃していませんか?!

あなたには、以下の項目がいくつあてはまりますか?

□ 血糖が高いといわれたことがある
□ 肥満気味である
□ 高血圧といわれて、薬をのんでいる
□ 糖尿病の親、兄弟、姉妹がいる
□ 40歳以上である
□ 外食が多い
□ 野菜をあまり食べない
□ あまり運動をしない
□ 車に乗る機会が多い
□ 妊娠時に尿から糖がでたといわれた



血糖が高いといわれたことがある方、またはその他の項目がいくつかあてはまる方は、糖尿病の可能性が高いので、早急に検査を受け、合併症を起こさないように、適切な治療を受けましょう。
日本では、糖尿病の人は740万人とされていますが、その半数近くの人が、検査を受けていないため、全く治療されていない状態にあります。
糖尿病を放置しておくと、失明(糖尿病はその原因の第一位)や腎不全(糖尿病は透析導入原因の第一位)、脳卒中、心筋梗塞などを起こす可能性が高くなります。何かしら症状が出てから治療しても、すでに手遅れのことがあります。