Synergyの使い方について
マウス・キーボード共有ソフトのSynergyについて説明します。 Tipsなのに長くなったなぁ・・。
自宅で、デスクトップパソコンとノートパソコンを使っていて、キーボードやマウスを打ち分けるのが非常に面倒だったので、ソフトウェアでキーボードとマウスを共有できるソフトが無いかと探していたら、こんなソフトを発見しました。
「Synergy」です。
Windows/Linux/MacOSXと、すべてのOSに対応しているのも特徴です。
Windowsに関しては、インストールも設定も簡単。試しに、WindowsとWindowsでのマウス・キーボード共有を実現してみたいと思います。
インストール
まずは、ソフトをダウンロードしてきます。下記のサイトから、「Binaries」の最新版を落としてきます。今の最新版は、1.3.1でした。
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=59275&release_id=406637
インストールは、ダウンロードしてきたものをダブルクリックで次へ次へでインストール完了です。
操作する側(サーバ)の設定
次に、操作する側の設定をしたいと思います。
下の画面のように、「Share this computer's keyboard and mouse (server)」を選択して、「Configure...」ボタンをクリックします。
そうすると、下記のような画面が表示されます。
上部にある「+」ボタンをクリックして、対象となるパソコンを登録します。
[Screen Name:]の部分には、PCのコンピュータ名を入力してください。[Aliese:]の部分には、IPアドレス等を入れておいてください。(入れなくても動くようです。)
デスクトップPCとノートPCを追加したら、次に配置の設定を行います。
今回は、デスクトップが右側・ノートが左側にあることを想定して設定します。ここは、各自変更してください。
[New Link]の部分を選択した状態で、左から順に「0」「100」「left」「desktopPC」「0」「100」「notePC」と選択します。その後、「+」ボタンをクリックすると、設定されます。次に、もう1本設定を書きます。同じように[New Link]の部分を選択した状態で、左から順に「0」「100」「right」「notePC」「0」「100」「desktopPC」と選択します。その後、「+」ボタンをクリックすると、2つめが設定されます。最後に「OK」を押して終了です。
最初の画面に戻りますので、「Start」を押すとソフトがタスクトレイで起動します。
操作される側(クライアント)の設定
次に操作される側の設定をしたいと思います。
こちらは、サーバの設定が終わっていれば、非常に簡単です。
同じようにSynergyを起動します。
「Use another computer's shared keyboard and mouse (client)」にチェックを入れ、「Other Computer's Host Name:」 にIPアドレスかコンピュータ名を入力して、「Start」をクリックすれば、完了です。
これで、サーバ側に接続されれば、デスクトップPCに繋がったキーボードとマウスがノートPCでも使えるようになります。ただし、ノート側で使うには、マウスをノート側の画面に移動してあげないと動いてくれないので注意してください。マウスが表示されているPCが操作できるPCです。
これで、幸せな自宅環境が整うわけです。