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社会

手作りの味PR 7日から「春節祭」 神戸・南京町

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「日本製」を強調し、ギョーザの安全を訴える店舗=神戸市中央区、神戸南京町

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、旧正月を祝う春節祭を前に神戸の中華街・南京町などで影響が広がっている。「客足が鈍り、売り上げも減った」と嘆く声も上がるが、七日から始まる年に一度の祭りを前に「こういうときだからこそ、『手作りの味』を」とアピールに懸命だ。

 南京町の料理店の店先には、ギョーザやシューマイ、春巻などの点心を売る出店が並ぶ。販売員の男性は「(事件が発覚してから)まずギョーザから売れなくなった」とこぼす。「当店のギョーザは日本国内で製造しております」との張り紙を掲げる店も。中国直輸入の食材や土産物を販売する店の店長は「冷凍食品だけでなく、口に入るものが全部売れない。損害は大きい」とため息をつく。

 春節祭は七日から十一日まで。華やかな獅子舞や舞龍が旧正月を祝うが、中華まんなどの屋台の副店長は「今年の春節祭は二十回目の節目で、みんな気合を入れて準備してきた。しかし、お客さんは激減するのでは」と声を落とす。

 そんな中、南京町商店街振興組合の曹英生理事長(51)は「客足が鈍ったのは寒かった関係では。お客さんは、南京町の手作りの味を求めて足を運んでくれている」と気持ちを奮い立たせる。

 兵庫県内には中華料理の食材を輸入、販売する会社も多い。「廣記商行」(神戸市灘区)では、旧正月用もちの予約キャンセルや、得意先のホテルで中華が敬遠されたりといった影響が出ているという。

 鮑悦初社長は「食中毒の原因が特定されたわけではなく、中国製全般が危ないというような反応は残念だ。販売する側にも、消費者の皆さんにも、冷静な対応をお願いしたい」と訴えている。

(2/5 14:33)

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