08年02月06日 10:49 |
岡村靖幸、逮捕…… ショック…… ライナーノーツに激励の言葉を書いたのに…… |
08年02月06日 1:57 |
今日は朝から晩まで、べったべたに甘やかしてやりました。 ずっとくっついてた…… 起きてるときも、寝てるときも…… くすりが効いたのか、熱下がってるみたいです。 6時に測ってみて、36度台だったら、学校行かせられます。 ということで、ここらで寝るよぉ。 この件で、2`も痩せたあるよ。 わたしのブログごときで、タイマツやライターやマッチを手にしてくださった2ちゃんねらーのみなさん、ご苦労様でした。 児童福祉司のみなさん、近い将来、児童虐待をテーマにした小説を書くつもりでおりますので、いい取材になりました。 もっといろいろお話をおうかがいしたかったくらいです。 お茶もお出ししないで、失礼いたしました。 その他のみなみなみなさま、おやすみなさ〜い…… ツカレタ…… |
08年02月06日 1:33 |
爪切りで髪を切ったら、どんな感じなんだろう、と想像してたんでしょうね…… その姿を見てみたかったような気がする…… パチン、パチン…… |
08年02月06日 0:44 |
今日は、朝から風邪の息子を看病してたんですが、 熱を測ってるときに、さりげなく訊いてみました。 「ほんとうは、爪切りで髪切ったんでしょう?」 息子は、ニヤリと笑いました。 「どうして、わかったの?」 爪切りで髪を切った、という事実を隠し通すために、彼は、どれだけのリスクを負い、どれだけのひとに迷惑をかけ、どれだけの時間とエネルギーを費やし、どれだけの嫌な思いをし、どれだけ痛い目に遭わなければならなかったのでしょうか…… なんて性格なんだろう……我が子ながら、「わからない」と思いました…… 我が子と言っても、他人なんだけど、ね…… |
08年02月06日 0:30 |
そして、爪切りを白雪姫の缶にしまい、雪のなかディズニーランドへ出掛けなければならないので、彼とふたりで雨具(傘、レインコート、長靴)を買いに行ったのです。 「帰ってくるまでに宿題やっとくんだよ」 と息子に言って…… 白雪姫の缶は机の上に出しっぱなしでした…… |
08年02月06日 0:22 |
そして、パチン、パチン、と爪を切りながら、こういいます。 子守歌のように、くりかえしくりかえし…… 「爪切りは世界でいちばん小さな刃物なんだよ。この爪切りは、ドイツ製で切れるからね。動いちゃ駄目だよ。動いたら、血が出るよ。ママ、タケの爪、何百回と切ってるけど、今でも緊張するよ。だって、刃物なんだから」 (『魚の祭』にも、『男』にも、『山手線内回り』の「JR高田馬場駅戸山口」にも、爪切りのシーンを書いています) わたしは、息子の爪だけを見ているので、爪切りの最中息子がどんな顔をしているのか、見たことがありません。 でも、あのとき、息子は、わたしの頭を見下ろしながら、こう尋ねたのです。 「爪切りって、爪以外も切れるの?」 |
08年02月06日 0:01 |
そして、考えに考えつづけて、今朝「あ!」と思いついたのです。 爪切り! ディズニーランドへ行く直前、わたしは息子をホテルのベッドに座らせて、手と足の爪を切ってやりました。生まれたときから、週に1度かならず、この爪切りで切ってやっています。 わたしの父から譲り受けたドイツ・ゾーリンゲンの爪切りです。 これで、300回以上、息子の爪を切ってやっています。 |
08年02月06日 0:00 |
でも、何故…… 何故だろう…… 東さん…… 何故、無意味な嘘をつくんだろう…… 虚言症?…… それから、髪は? 髪は、どうやって切ったんだろう…… |
08年02月05日 23:54 |
下の文章は、彼から電話をもらうちょっと前に、ここにアップしたものです。 あまりに嘘つきなので(そして次から次へと嘘をつきつづける)朝7時から15時までひっぱたきまくり、学校休ませ、罰として朝食も昼食も与えていません。 あのとき、鎌倉駅西口の改札前で、母子ふたりで泣きながら立っていた心境は、この通りだったのです。 実際に打ったのは数発ですが、わたしの気持ちとしては、「朝7時から15時までひっぱたきまくり」、そして、ひっぱたかれまくりました。 でも、何故…… |
08年02月05日 23:51 |
「あったよ」と彼から電話があったのは、17時11分…… ペンケースは、いつもの場所に、わたしの仕事机の上にあったそうです。 |
08年02月05日 23:43 |
「ペンケースは家にあるんだね?」 「ある」 「じゃあ、家に行く。でも、3人では帰らない。お兄さんだけ帰ってもらって、ママとあんたは鎌倉駅の改札で待ってる。ペンケースがあったら、ほんとうのことだと証明されるから、3人でごはんを食べに行く。もし、なかったら、また、嘘を吐いたということだから、そのまま、ママとふたりで、このホテルに戻る。いい?」 「いいよ。だって、ペンケースなんて、ぼくは触ってないんだから」 ホテルを出発したのは、15時でした。 (↑↑上へつづく↑↑) |
08年02月05日 23:42 |
わたしは、真っ直ぐ、息子の前に歩み寄って、訊ねました。 「もしかして、全部嘘だったんじゃない? ペンケースから鋏出して切ったってこと、嘘なんでしょう?」 息子の目が、僅かに泳いだ気がしました。 「ほんとうのことをいいなさい。あんたも、わたしも、お兄さんも、朝からなんにも食べてない。ホテルのひとにも迷惑をかけてる。小学校入学してから一度も休まなかったのに、こんなことで休むことになった。矯正科もキャンセルだ。ママは仕事ができない。仕事先のひとにも迷惑をかける。お願いだから、ほんとうのことをいいなさい!」 わたしは、フロント前のソファーで号泣していました。 ホテルの従業員や、ディズニーランドに遊びにきたカップルや家族連れにじろじろ見られましたが、 感情を押しとどめることができませんでした。 息子はいいました。 「そうだよ。ペンケースなんて、なかったんだよ」 わたしは、訊きました。 「じゃあ、髪はどうやって切ったの?」 「テレビの下の引き出しに、ホテルの鋏がはいってたの」 「嘘吐きッ!」 わたしは、息子のほっぺたをひっぱたきました。 公衆の面前で、です。 「ホテルは、刃物を置いとかないの。貸してくださいってお願いしたら、持ってきてはくれるけど、見てる前で使ってくれって、立って待ってるもんなの。おまえは、この期に及んで、まだ嘘をつくのか? もう、おまえの創り話につき合う時間はない! 創り話は、聞きたくない! ほんとうのことを、いえ!」 息子は、筆箱のなかから定規を取り出し、定規で髪を切る真似をしました。 「定規で、切りました」 「じゃあ、切ってみなさいよ」 息子は左手で前髪を引っ張り、右手で定規をノコギリのように動かしました。 てのひらを差し出しましたが、1本も落ちてきません。 「切れないじゃん」 「おかしいなぁ……いつもこうやって切ってるのにぃ……あぁ、じゃあ、テレビのリモコンだ、リモコンで切った!」 わたしは、となりに座っている彼の顔をゆっくり見ました。 目が合った瞬間、噴き出してしまいました。 (↑↑上へつづく↑↑) |
08年02月05日 23:19 |
雪が積もった植え込みのなかを、彼とわたしで手分けして探しましたが、 ペンケースは、見つかりませんでした。 3階の窓から、息子の「ママの万年筆が壊れてたら、怒られるぅぅぅぅぅ!」という絶叫が聞こえます。 その窓の真下で、わたしは彼と話し合いました。 「どう思う?」わたしは訊ねました。 「あれは、ほんとうだと思うよ」彼はいいました。 「じゃあ、5階の部屋か……」 「かもしれないね……」 朝から、息子の嘘に振り回され、わたしと彼はくたびれ切っていました。 けれど、このまま帰るわけにはいきません。 わたしは、フロントで再度事情を説明して、1泊目の部屋の真下がどのあたりなのか教えてもらいました。 そして、フロントの女性立会いのもとで、ペンケースを探すことになりました。 そのあいだに(つぎの客がチェックインする時間が迫っているので)彼にチェックアウトの手つづきをしてもらいました。 中庭のプールサイドから5●●号室を見あげて、「これは、ちょっと、あり得ないですね」と、フロントの女性にいいました。 フロントの女性も、「お子様が投げた、ということを考えると……無理かもしれませんね……」といいました。 何故なら、4階と2階にバルコニーがあり、2階のバルコニーはかなりの広さがあるからです。5階の窓の隙間から(全開にはできないようになっています)投げれば、当然、階下のバルコニーに落ちるわけです…… 調べてもらいましたが、バルコニーには、ありませんでした。 念のために、5●●号室の真下の1●●号室の鍵を開けてもらい、 植栽のなかを調べてみましたが…… ありませんでした。 ペンケースは、どこを探しても、見つからないのです。 「もし、あとで見つかった場合のために、遺失物届けをご記入いただけますか?」と用紙を出されたので、 わたしは、名前と住所と電話番号を記入しながら、考えました。 ホテルで一度もペンケースを見ていない…… もしかしたら、ペンケースから鋏を出して、鋏で髪を切った、ということ自体、 嘘なのかもしれない…… でも、あの風呂あがりの髪は、なんだったんだろう? なにで、髪を切ったんだろう? わたしは、フロントの女性に謝って、彼と息子が待っているロビーに向かいました。 (↑↑上へつづく↑↑) |
08年02月05日 23:18 |
部屋にはいって、ベッドの上に正座をして(正座させて)向き合いました。 「ペンケースは、もう、どうでもいい。おまえは他人に迷惑をかけた。わたしは、おまえの嘘を許さない。おまえの嘘を、そのままにしてチェックアウトなんかしない。わたしを、舐めるな。ペンケースが見つかるまで、なにもかも犠牲にして探しつづける。さぁ、言え。どこに隠した」 息子は、うわっと泣き出しました。 「じゃあ、ほんとうのことをいうよ。でも、あぁ、でも、どうしよどうしよ、ほんとうのことをいったら、ママに怒られる。どうしよどうしよ」 息子は足踏みをしておしっこを漏らしました。 着替えさせて、落ち着かせてから、彼がいいました。 「ママは、タケが嘘を吐いて他人に迷惑をかけてるから、怒ってるんだよ。ほんとうのことをいえば、怒らないと思うよ」 わたしはいいました。 「ほんとうのことをいえば、怒らない。約束する。ごはんを食べて、うちに帰る。だから、お願いだから、ほんとうのことをいいなさい」 と、いっているうちに、また、泣けてきました。 息子は、窓辺に走り寄って、泣き崩れました。 「窓から投げ捨てたんだよぉぉぉぉ!! 鋏を使ったことがバレたら怒られると思ったから、ここから投げたんだよぉぉぉぉぉ!! あぁ、どうしよう!! ママの大事な万年筆が壊れてたら、どうしよう!」 わたしと彼は、顔を見合わせました。 泣き方が、嘘だとは思えません。 窓の下は植え込みになっています。 息子を部屋に待たせて、わたしと彼は探しに行きました。 午後2時をまわっていました…… (↑↑上へつづく↑↑) |
08年02月05日 23:12 |
12時になりました。 フロントから電話がはいりました。 「5●●号室のお客さまがチェックアウトなさりました。ただいま、そちらに参りますので、ごいっしょにご確認、ということでよろしいでしょうか?」 わたしと息子は、フロントの女性の案内で、1泊目の5階の部屋にはいりました。 「チェックアウトされたばかりの部屋で、ベッドなどそのままですので、あまり……」 フロントの女性は、「あまり見るな。早くしてほしい」という口ぶりでした。 わたしは部屋にははいらず、息子にいいました。 「自分でとってきなさい」 息子はつかつかと部屋にはいり、テレビの向きをくるっと変えて、うしろに手を突っ込みました。 「あれ? ないッ!!」 おおげさな演技でした。 わたしは、息子の前に立ちました。 「ないはずないでしょう?」 いくら探しても、ありませんでした。 フロントの女性は迷惑そうな顔をして(実際、迷惑以外のなにものでもなかった、と思います)部屋の入口に立っています。 「ぜったい! 100パーセント! ここに隠したのに、ないッ!」 わたしは、息子を睨みつけました。 「あんたは、ホテルの清掃係のひとか、お客さんのどちらかが盗んだっていいたいんだね? 嘘吐きッ! いい加減、ほんとうのことをいいなさいッ! ホテルのひとに迷惑をかけるなッ!」 「あッ! 思い出したッ! ベッドの下だッ!」 息子はベッドの下を探しはじめました。 ありません。 ソファーの下に手を突っ込んでも、クローゼットを覗いても…… ……ありませんでした。 情けなさのあまり涙が出てきました。 わたしは泣きながら、息子の頭をひっぱたきました。 「嘘吐きッ!」 息子は泣き出しました。 「すみません、嘘を吐いてるようなので、いったん3階の部屋に戻ります。ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」 わたしはセーターの袖で涙を拭いながらフロントの女性に謝って、息子とともに3階の部屋に戻りました。 (↑↑上につづく↑↑) |