舛添要一厚生労働相は5日、閣議後の記者会見で、4月から大病院に実費で発行を義務付けるレセプト(診療報酬明細書)並みの詳しい領収書について、「無料化が大きなゴール」と述べた。11年度にレセプトのオンライン請求を全医療機関に広げる政府方針をにらみ、4~5年後には中小病院も対象としたうえで全面無料化を進める考えを示した。
08年度の診療報酬改定で、400床以上の病院には、レセプト並みにすべての医療費が項目ごとに分かる領収書の発行が義務付けられた。薬害被害者団体などは無料化を求めているが、厚労省は患者から実費徴収を認める方針を示している。
毎日新聞 2008年2月5日 17時07分 (最終更新時間 2月5日 17時21分)