最新KCTニュース

[2008年2月5日(火)の KCT TVニュースから]

春を呼ぶ マスカット芝焼き(倉敷市)

倉敷マスカットスタジアムで、春を呼ぶ外野の芝焼きが行われました。
この芝焼きは、新芽の発芽を促進し、病害虫を駆除するもので倉敷マスカットスタジアムの風物詩となっています。きょうは、芝の管理者など6人が作業にあたり、外野の天然芝に火をつけていきました。今年の芝焼は、先月の雪の影響で芝があまり乾燥しておらず、風が弱かったために、なかなか燃え広がりませんでしたが、およそ9000uの外野の天然芝は徐々に黒の絨毯へと姿を変えていきました。焼いて出来た芝の炭は、このあとブラシをかけて外野一面に広げられます。炭は、芝の栄養や保温の効果につながるそうです。倉敷マスカットスタジアムでは、3月中にプロ野球のオープン戦が2試合開催され、緑の新しい芝が生え揃う4月には本格的な野球のシーズンがはじまります。

法人会役員 初の租税教室(総社市)

倉敷法人会の役員が初めて講師を務める租税教室が、総社市立清音小学校で開かれ、6年生が税の意義や役割などを学びました。
租税教室は、6年生52人を対象に行われました。講師を務めたのは倉敷法人会の常任理事で、清音で仏具店を経営している赤木充夫さんです。これまでの租税教室は倉敷税務署の職員が講師を務めていましたが、学区内で店を構えている法人会員が講師を勤めることで、児童たちに税をより身近に感じてもらうことを狙いとしています。赤木さんは、児童たちを前に、「小・中・高校の12年間で、一人あたりおよそ1千万円の税金が使われています」と話し、税金の使われ方について説明しました。また、児童たちは、「学校」や「電気」、「デパート」などのパネルを使って、税金が使われているものとそうでないものに分ける作業に挑戦し、楽しみながら暮らしの中で果たす税の役割を学んでいました。租税教室を開いた総社市租税教室推進協議会では、この租税教室をきっかけに、家庭でも親子で税金の使われ方について考える機会を増やしてもらいたいとしています。

救命救急トレーニングに 岡山短大「命の資料室」完成(倉敷市)

倉敷市有城の岡山短期大学に救命救急のトレーニングで使用するダミー人形やAEDを備えた「命の資料室」がこのほど完成しました。
新たに完成した命の資料室には大人と子ども、赤ちゃんのダミー人形4体とAED8台が常備してあり学生が授業の合間や放課後に心肺蘇生のトレーニングをすることができます。岡山短期大学では幼児教育学科の学生350人が将来の保育士や幼稚園教諭を目指しています。学生はこれまでも幼児が発作を起こした場合の対処法などを教科書で学んでいましたがこのほど命の資料室が完成したことでより高度な知識と技術を身につけることができるようになりました。こういった専門の施設は県内では岡山大学医学部と川崎医科大学の医療系大学にしか設置されておらず幼児教育の大学での設置は全国でも珍しいということです。学生たちは早速、ダミーを使った心臓マッサージなどに挑戦していました。ここに置いてあるダミー人形はパソコンに接続が可能で胸骨圧迫のリズムなどがモニターに表示されるなど最新のものです。岡山短期大学は命を大切にする教育に力を入れて取り組んでおり、この取り組みは文部科学省の支援プログラムの指定を受けています。

倉敷保健所長表彰(倉敷市)

地域の保健衛生の向上に尽くした功労者表彰が岡山県倉敷保健所で行われました。
今年度、倉敷保健所長表彰を受けたのは、10人と1施設です。長年にわたり公衆衛生、地域医療、栄養改善などの分野で功労が認められました。表彰式では、公衆衛生事業功労者の田邉昭さんなど出席した6人へ高木寛治所長から表彰状が贈られました。これをうけ、栄養改善事業功労者の山本祥子さんが「今後も、地域の保健衛生の向上のため微力ながら努めていきます。」と謝辞を述べました。

倉敷チボリ公園応援団 設立総会(倉敷市)

倉敷商工会議所の役員らを中心とする倉敷チボリ公園の応援団組織が、正式に設立されました。
設立総会には倉敷商工会議所の大原謙一郎会頭をはじめ観光委員会や青年部、女性会、さらに青年会議所のメンバーらあわせて17人が出席しました。またチボリジャパンの坂口正行社長もゲストとして出席しました。メンバーらは、先月15日に準備会を開催し応援団組織設立に向けて意思の疎通を図ってきました。総会では団長に永田妙子副会頭が就任し、副団長には松本伸副会頭や女性会の藤原京子会長らが選任されました。今後、あらゆる機会を通じて市民に公園の利用を呼びかけます。チボリジャパンの坂口社長は出席したメンバーにチボリ公園の現状について説明し、「緑と水のあふれる素晴らしい公園を何としても将来の倉敷に残していく努力をしなければならない」と力を込めました。応援団では今後、市民に呼びかけて団員数を増やし園内の花の管理や植え替えのボランティア活動を実施していくほか、バッジやステッカーを市民に配布しチボリ存続に向けたPRをしていく予定です。

時代変われば… こんな科目も出前授業(総社市)

パソコン全盛の現代ではありますが総社市内の小学校では、こんな出前授業が行われています。
出前授業の科目は、そろばんです。そろばん授業の講師を務めるのは、総社市内の珠算塾の指導者たちでつくる「総社珠算振興会」の有志7人です。出前授業は、最近、あまり使われなくなった「そろばん」の良さを知ってもらおうと2003年から始められていて、小学校側の要請を受けて毎年この時期に行っています。現在、小学校では、3年生の算数の授業でそろばんを使った足し算と引き算を学びます。授業時間は小学校6年間でわずか4時間。児童たちは、そろばんの歴史からそろばんを入れる際の指使い、位の読み方などまでを教わります。この日の授業では、大きなそろばんを使い、5の玉を入れたり、ひいたりする二桁以上のたし算や引き算に挑戦し、そろばんを用いた計算方法のおもしろさを学んでいました。そろばんを出前授業で指導する背景には、現在の教師の多くがそろばん世代でなくなり、専門の指導者が必要になってきた要因もあります。総社珠算振興会によるそろばんの出前授業は、3月まで市内4つの小学校で行われます。

県立大 セラミックデザイン実習作品展(総社市)

県立大学デザイン学部でセラミックデザインを学ぶ学生たちは、このほど陶磁器のモダンデザイン実習で取り組んだ磁器の大皿作品を発表しました。
作品を発表したのは県立大学デザイン学部の久保田厚子教授が指導するセラミックデザイン実習を受講した13人の学生です。去年の4月から植物をモチーフしたデザイン画をもとに磁器の大皿製作に挑みました。磁器の皿作りは、ほとんどの学生が初めてでしたが、4ヶ月がかりで手がけた労作を発表しました。作品は、デザインの原画と一緒に直径30cmから50cmの大皿に仕上げたものをそれぞれ展示しました。磁器による大皿制作は、初めての実習課題でしたが完成度の高い作品に仕上がりました。

(最終更新 02/05-17:05)


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