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VisualBoyAdvance (v1.7.2) の解説

Last Update : 2006/12/xx


ファイル メニュー | 設定 メニュー | チート メニュー | ツール メニュー | ヘルプ メニュー


VisualBoyAdvance (VBA) メニュー  VisualBoyAdvance (VBA) のメニュー
 (ビジュアルボーイアドバンス)

← イメージ画像上の メニュー項目 をクリックすると
該当の部分にジャンプします。 日本語化プラグイン
が多数リリースされているため、基本的にメニュー
項目が英語表記での説明です。
点線囲みは IT用語辞典 e-Words へのリンクです。



Options メニュー 【オプション/設定】


Frame skip
【フレーム スキップ】
ゲームスピード の設定です。
Throttle
【スロットル】
実際のゲームの動作スピードを 25% 、50% 、100% 、150% 、200% 、そして [Other...] では任意の値から変更できます。
50% は 1/2 、200% は 2倍速 のスピードということになります。設定可能な最大値は 1000% で、それ相応のスペックが要求されます。通常は [No Throttle] のままにしておいてください。
Automatic
【自動】
オートフレームスキップ機能 を有効にします。
この機能は固定のスキップ値ではなく、その場その場に応じた最適なスキップ値をエミュレータ側が自動的に調節してくれるものです。PC環境によっては動作が逆に不安定になる場合があります。
0-9 フレームスキップ値を 0 から 9 まで変更できます。
フレームスキップなしの 0 が理想ですが、それなりのスペックが要求されるので、動作が重い場合はここをの数値を調節してください。あまりに上げすぎると、カクカクした動作になります。また、奇数値の場合、ゲームによってはスプライトの点滅が正しく表示されない場合があります。
ちなみに、スキップ値はGB/GBCゲームとGBAゲームとでそれぞれ別々に保存されるようになっています。
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Video
【ビデオ】

 

 

 

 

 

 

Video
【ビデオ】

 

 

 

 

 

 

Video
【ビデオ】

表示関係 の設定です。
Vsync 垂直同期(Vsync) の処理を有効にします。
描画のタイミングを垂直走査周波数に同期させることで、ビデオカードによる画面のちらつき(波)現象を抑制する処理を行います。これを行う分、スピードは落ちるので、問題がなければ無効にしておいても問題ありません。
Render Method
【描画方法】
エミュレータの 描画方法 の設定と スキン機能 の設定です。
描画は GDIDirectDrawDirect3DOpenGL の4つから選択することになりますが、ここの最適な設定はPC(ビデオカード)環境次第です。
GDI Windows が標準で搭載している GDI を利用した描画です。基本的に動作は遅いです。
DirectDraw DirectXDirectDraw を利用した描画です。デフォルトで有効になっています。
その下には [DDraw Emulation Only](DirectDrawのみのエミュレーション) と [DDraw Use Video Memory](DirectDrawにビデオメモリを使用) があり、これはビデオカードのメモリを使用するかしないかの選択です。一般的にビデオメモリを使用する方が高速ですが、ビデオカードによっては表示に不具合(ぼやけ、ブラックスクリーン)が起こる場合があります。
[DDraw Triple Buffering] はより多くのビデオメモリを使用して描画スピードを向上させる トリプルバッファ処理です(フルスクリーン表示時のみ?)。
Direct3D DirectXDirect3D を利用した描画です。
描画フィルタに [D3D Nearest] と [D3D Bilinear] があります。
OpenGL OpenGL を利用した描画です。
描画フィルタに [GL Nearest] と [GL Bilinear] 、描画方法に [GL Triangle] と [GL Quads] があります。
Select skin...
【スキンの選択...】
スキンの INIファイル を選択するダイアログを開きます。スキン機能 は任意の画像上にゲーム画面を表示させるものです。(スキンファイルの配布サイト)
Skin 選択したスキンの INIファイル を実際に反映し、スキン機能を有効にします。
x1-x4
320x480
640x480
800x600
Other Full Screen
ゲーム画面の表示サイズです。
ウィンドウ表示 と フルスクリーン表示 が用意されています。[Other Full Screen...]はフルスクリーン表示の任意の解像度です。
フルスクリーン表示に変更する際は、10秒カウントの確認ダイアログが表示されます。
Full screen max scale... フルスクリーン表示時のゲーム画面の表示サイズです。
Disable SFX 表示の 特殊効果処理(GBAの持つ半透明処理やフェードイン/フェードアウト処理など) を無効にします。
Fullscreen stretch to fit フルスクリーン表示時に指定された解像度いっぱいにゲーム画面を引き伸ばして表示します。
Layers ゲーム画面のレイヤー層ごとの表示/非表示を調節できます。
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Emulators
【エミュレータ】

 

 

 

 

 

 

 

Emulators
【エミュレータ】

 

 

 

 

 

 

 

Emulators
【エミュレータ】

 

 

 

 

 

 

 

Emulators
【エミュレータ】

エミュレータ全般 の設定です。
Associate...
【関連付け...】
GBAファイル や GB/GBCファイル をエミュレータに関連づけます。
関連づけることににより、ゲームファイル自体を選択することで、エミュレータが起動してゲームが読み込まれるようになります。
Directories
【ディレクトリ】
各種ファイルの出力フォルダパスの設定です。[Browse] ボタンでそれぞれのフォルダを指定します。
たとえば、エミュレータ本体以下に 「ROM」 、 「Battery」 、 「Save」 、 「Capture」 というような感じで新たにフォルダを作成し、データごとに振り分けてておくといいでしょう。
それぞれのパスの意味は次のとおりです。
ROM GBAゲーム や GB/GBCゲーム のパスです。
GB ROM GB/GBCゲーム専用 のパスです。
Battery ノーマルセーブ <*.sav> のパスです。
Save Game リアルタイムセーブ <*.sgm> やチートファイル <*.clt> の自動保存のパスです。
Capture 画面キャプチャ <*.png> 、 <*.bmp> のパスです。
Disable status message 画面下に表示される赤色の ステータスメッセージ を無効にします。
Synchronize
【同期】
スピードを常時100%前後に抑制する 同期処理 を行います。
基本的に有効にしておいてください。無効にすると、動作にウエイトがかからず、最高スピードの状態でゲームが動作します。
Pause when inactive window エミュレータのウィンドウがアクティブになっていない(非アクティブウィンドウ)時にエミュレーションが停止状態になります。
無効にすると、他のプログラムがアクティブな時でも裏側でエミュレータが動作したままになります。ただ、サウンドは消音状態になります。
Speed up toggle
【スピードアップ】
ゲームを最高スピードの状態に切り替えます。内部的には フレームスキップ9 でのスピードになります。動作するスピードを設定することはできません。
デフォルトのショートカットキーとして Spaceキー が割り当てられているものと同等の機能です。
Remove Intros (GBA) ゲームファイルに含まれているイントロをスキップし、直接ゲームからスタートさせます。(動作に支障を来たすゲームが確認されたため、v1.7.1より使用不能、v1.8.0より項目削除)
Automatic IPS patching
【自動IPSパッチ当て】
有効にしておくと、ゲーム読み込み時にエミュレータ内部でIPSパッチを適用してくれる自動パッチ当て機能です。
IPSパッチ <*.ips> のファイル名をゲームファイルと同じ名前にして、ゲームファイルと同じフォルダに置いておいてください。
AGB Print ゲーム開発者向けの機能です。
Real Time Clock ごく一部のゲームに搭載されている RTC(リアルタイムクロック、内蔵時計) のエミュレーション機能を有効にします。
この時間はPCの時間と同期するようになっています。
Auto hide menu フルスクリーン表示の状態でゲームを読み込んだ際に、自動的にメニューバーが隠れます。
Rewind Interval... ゲームの 巻き戻し機能 の間隔(最大600秒)を調節できます。
PCのメモリ上に巻き戻し用のデータが保存されていくので、この機能を利用しない場合は、値を 0(=無効) のままにしておいてください。実際の機能は [Tools]→[Rewind] です。
Generic Flashcard (GB/GBC) GBゲーム用のバッテリーRAMセーブ機能を有効にします。
Game Overrides... 一部の特殊なGBAゲームに対する優先設定です。RTC(内蔵時計)の有無、セーブタイプ、FlashROMのサイズ、ミラーリングの有無をゲームごとに調節でき、ゲームごとの設定ファイル <vba-over.ini> として出力されます。
Show speed
【スピード表示】
タイトルバー(ウィンドウ表示時) や 画面左下(フルスクリーン表示時、スキン利用時) に赤色で表示されるスピード表示の設定です。
[None] は非表示、[Percentage] は % のみの表示、[Detail] は % と fps の両方が表示されます。ちなみに、GBAやGBの標準スピードは 60fps = 100% です。
[Transparet] は画面左下の赤色のスピード表示が 半透明 で表示されます。
Save Type
【セーブタイプ】
GBAのセーブタイプを [EEPROM] 、 [SRAM] 、 [Flash] 、 [EEPROM+Sensor] 、 [None]から選択します。通常は [Automatic](自動) のままにしておいてください。
また、[Flash 64K] と [Flash 128K] はセーブタイプの1つである Flash (FlashROM) のサイズです。通常は [Flash 64K] のままにしておいてください。
なお、[Enhanced detection] はゲームの動作に支障をきたす問題が確認されたため、今後とも利用できるようになることはありません。
Use BIOS file
【BIOSファイルの使用】
実際に選択したBIOSファイルを有効にします。ゲーム動作中にBIOSファイルを適用するには、ゲームファイルを再び読み直す必要があります。
Skip BIOS 起動時に表示されるBIOSのイントロをスキップします。
Select BIOS File...
【BIOSファイルの選択...】
GBAの BIOSファイル(*.bin、*.bios、*.gba 、*.zip) の選択です。
このエミュレータは自身でBIOSの機能を再現していますが、外部BIOSファイルを使用することも可能です。これにより精度を上げることができますが、動作スピードが落ちたり、逆に不具合が出てくる場合もあります。
PNG format
BMP format
デフォルトのショートカットキーの F12キー で、ゲーム画面を保存(キャプチャ)する際の出力形式を PNG形式 と BMP形式 から選択できます。
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Sound
【サウンド】
サウンド の設定です。
Off サウンドの出力を 無効 にします。
Mute サウンドの音量を 0(消音) にします。内部的には鳴っています。
On サウンドの出力を 有効 にします。
Use old synchronization 旧バージョンに搭載されていた サウンド同期処理 を使用します。
雑音を回避するためのようです。
Echo /
Low pass filter /
Reverse Stereo
特殊なサウンドの出力形式です。
エコー と ローパスフィルタ(高周波成分の一部を出力しない) と リバースステレオ(ステレオ出力の左右反転) の3つが用意されています。
Channel 1-4
Direct Sound A/B
GB互換サウンド1-4 と GBAダイレクトサウンドA/B のチャンネルごとの有効/無効です。
11/22/44 MHz サウンドの出力サンプルレートです。
数値が大きくなればなるほどサウンドの品質は良くなりますが、その分処理を必要とします。
Volume
【ボリューム】
サウンドのボリューム調節です。
x0.25 から x4 まで変更可能で、ボリュームが大きくなればなるほど処理を必要とします。
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Gameboy
【ゲームボーイ】
この項目は基本的に GB/GBCゲーム向け の設定です。
Border SGBゲーム用のボーダー枠を表示します。
Printer ポケットプリンタ機能 をシミュレートします。
プリンタにデータが出力されると、画像ウィンドウが別に表示されます。この出力された画像はPCのプリンタで印刷が可能です。
Border Automatic SGBゲームを読み込んだ際に、自動的にボーダー枠を表示するようにします。
Automatic GBA CGB/GBC SGB SGB2 GB GB/GBCの各種機種タイプの変更です。
[GBA]はGBA上で一部のGBCゲームを動作させた時の特殊挙動を再現する、いわゆる「GBAモード」です。
Real Colors /
Gameboy Colors
GBCゲームの表示カラーです。
前者はゲーム本来の表示色で表示され、後者は実機の色あせた感じで表示されます。
Colors...
【配色...】
モノクロGBゲーム用のカラーパレットの設定です。
あらかじめ用意されたパレット色(7種)から選択したり、任意のパレット色からゲームの表示色を調節できます。
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Priority
【プライオリティ】
プライオリティ(優先度) の設定です。
このエミュレータのメモリ使用量の優先順位を [Highest] (高) 、[Above Normal] (通常以上) 、[Normal] (通常) 、[Below Normal] (通常以下) の4段階から調節できます。
他のプログラムを平行して利用していなければ、より高い設定にしておいてもいいでしょう。ただ、環境によってはゲームの動作が不安定になったり、操作キーの入力反応が鈍くなる場合があります。
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Filter
【フィルタ】
[Interframe blending] は1フレーム間を混合させてゲーム画面を表示するもので、[Blur] と [Smart] の処理があります。これはどの表示サイズでも機能します。
その下は、特殊なグラフィックフィルタを通してゲーム画面を表示します。これはウィンドウ表示のx2以上かフルスクリーン表示の640x480以上でないと機能しません。[Normal] と [Simple2x] が通常の表示で、それ以外は何かしらの特殊な表示処理が行われます。(グラフィックフィルタのギャラリー)
[Disable MMX] は MMX Pentium 以前のCPUを搭載した一昔前のPCの場合に有効にします。
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Joypad
【ジョイパッド】
キーボード や ジョイパッド のキー配置の設定です。
Configure
【設定】
ゲームの操作キーの設定です。1〜4番までの異なるキー配置を用意することができます。1〜4プレーヤーという意味ではありません。
設定方法はそれぞれの入力ボックスにカーソルを持っていき、キーボードのキーやジョイパッドのボタンを押していきます。
ちなみに、 [Speed] はスピードアップ、 [Capture] は画面キャプチャ、 [GS] はGameShark用のキーです。
Default Joypad 1〜4番までの異なるキー配置から、実際に操作に使用する配置を選択します。
Motion Configure... GBCゲームとGBAゲームの モーションセンサー(動きセンサー) 用の操作キーの設定です。対応しているのは単純な「傾き」のみで、回転のセンサーには対応していません。
Autofire
【連射】
Aボタン、Bボタン、Lボタン、Rボタンのそれぞれのキーを連射状態に切り替えます。連射間隔は調節できません。
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Language
【言語】
エミュレータのメニューやダイアログの表示言語を選択できます。
日本語表記に変更するには、対応したバージョンの言語プラグイン(DLL形式)を別途入手し、エミュレータ本体と同じフォルダに置いておいてください。日本語化プラグインは <vba_jpn.dll> というファイルです。(言語プラグインの配布サイト)
System
【システム】
システム標準のメニュー表示です。言語プラグインを導入し、ここを有効にすることで、実際に言語プラグインが適用されます。
English デフォルトの 英語メニュー表記 にします。
Other...
【その他...】
その他の言語プラグインの選択です。[Enter language name:] に 「jpn」 と直接入力することで、日本語化プラグインを適用させることも可能です。


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Let's Emu! 〜GB模擬器〜