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「大気汚染の北京五輪マラソンは大変」世界トップランナー (1/2ページ)
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【北京=川越一】陸上マラソン男子の世界最高記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(34)=エチオピア=が4日、北京の大気汚染と気候に懸念を示し、北京五輪でのマラソン出場に慎重な姿勢を示した。
ゲブレシラシエは同日、アテネ五輪女子二百メートル金メダリストのベロニカ・キャンベル(ジャマイカ)や男子百メートルの元世界記録保持者、モーリス・グリーン(米国)らとともに、北京体育大学で開催されたスポーツ用品メーカーのイベントに参加した。
北京五輪への出場は約束したものの、「一万メートルに出るのか、マラソンに出るのかは、まだ決めていない」と逡巡(しゅんじゅん)する胸を内を明かした。理由は2つ。深刻な大気汚染と高温多湿で知られる夏の北京の気候だ。
「北京でマラソンを走るのはとても大変なことだ。42キロ、2時間以上だよ。正直言って走るのはとても困難だ。歩くことだって難しい。大気汚染の問題はとても重要だ。五輪期間中だけじゃない。ここに住む人々にとっても苦難だ」
ゲブレシラシエは30度を超す気温にも言及。「誰が走ると思っているんだ。われわれは人間だ。気温は恐ろしいほど高い。要望としては朝の6時にやってほしい」と述べた。