【台北5日共同】日本の対台湾窓口機関、交流協会は5日、中毒事件の中国製ギョーザと同じ種類の商品が台北市の日系百貨店で販売されたとの情報があると発表し、在留邦人に注意を呼び掛けた。食べて中毒を起こしたとの情報はない。
交流協会によると、販売されたのは、中国河北省石家荘市の天洋食品が日本向けに製造し、日本で中毒が起きたギョーザと同じ種類の商品で、台湾の貿易会社が日本から輸入し、日系百貨店「太平洋SOGO」に卸した。
日本で中毒事件が発覚後に百貨店の関係者が調べると、既に売り切れていたという。販売量などを現在、調査している。
台湾当局の衛生部門は1月末、日本の中毒事件を受け、中国からの肉製品の輸入を禁じている。