中国製ギョーザ中毒事件

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中国製ギョーザ:全国流通1万8240袋ほとんど未回収

店頭に張り出されたおわび=大阪府枚方市で2008年2月4日午前11時25分、小川昌宏撮影
店頭に張り出されたおわび=大阪府枚方市で2008年2月4日午前11時25分、小川昌宏撮影

 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件は、有機リン系殺虫剤メタミドホスの検出状況から、新たな被害の恐れのある商品が、中国「天洋食品」製の「中華deごちそう ひとくち餃子」(昨年10月1日製造)と「CO・OP手作り餃子」(同20日製造)の2商品に絞られてきた。2商品は、計1万8240袋が大阪、横浜港に陸揚げされ全国に流通している。店舗からは撤去されたものの、ほとんどが回収されていない。

 「ひとくち餃子」では、兵庫県高砂市の家族3人が中毒を起こし、大阪府枚方市のスーパー店頭から回収された商品でもメタミドホスが検出された。

 昨年11月2日、天津新港を船便で出て、同6日大阪港に1万1424袋陸揚げされた。

 11月9日、輸入元の親会社「日本たばこ産業(JT)」が委託する大阪市内の倉庫に移送され、卸業者を通じ関西地方の小売店に配送されたほか、12月6日に佐賀県基山町、同11日に名古屋市にあるJTの営業倉庫に移され、東海、九州地方の小売店に配送された。

 一方、千葉県で2件の中毒事件を起こした「CO・OP手作り餃子」は、昨年10月29日天津新港を出て、11月5日に横浜港に6816袋陸揚げされた。

 同8日に日本生活協同組合連合会の川崎市の倉庫に運ばれた。そこから▽北海道江別市▽宮城県岩沼市▽埼玉県越谷市▽愛知県小牧市▽神戸市▽佐賀県鳥栖市の6カ所の配送センターに運ばれ、発注に応じ地方の各生協団体に納入された。

 回収の確認は進んでいない。JTには、問題の「ひとくち餃子」の返品が消費者からはなし。小売店からは卸売先などに戻っているとみられるが、JTの広報担当者は「該当商品を回収するのは想像以上に難しい。これからやっと小売店の返品を調べるところ」と話す。

 2813袋が納入された1都7県でつくる「コープネット事業連合」(さいたま市)でも、配達員が各家庭を回るなどして回収したのは88袋。しかし、店舗販売した多くは未回収で、同事業連合は「店舗で呼びかけ、食べていないものはなんとか回収したい」と話している。

毎日新聞 2008年2月5日 2時30分

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