2008.02.04 Web posted at:  19:14  JST Updated - AP
サイエンス

食材の「2度漬け」でソース内の細菌数が激増 米研究

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サルサにトルティージャを2度漬けすると、細菌数が激増

サウスカロライナ州コロンビア(AP) ソースやサルサの器に、一度口をつけたクラッカーなどを「2度漬け」することで、ソース内の細菌数が急増するとの研究結果を、米大学の学生が発表した。まるで「口」そのものをソースにつけている様なものだと、気をつけるよう呼び掛けている。

クレムソン大学で微生物学を学ぶ学部生が昨年、実験した。ボランティアを募って、小麦クラッカーを使い、複数の「ディップ」を用意。「2度漬け」を3─6回やったディップ内では、細菌数が1万まで増えていた。クラッカーをかじった人の口から、ディップ内へ移った細菌数だという。

学生を指導したポール・L・ドーソン教授は、「結果に驚いた」と話している。「細菌の移動は、もっと少ないと考えていたのだが。2度漬けで細菌が移るのは、防ぎようがないようだ」と述べている。

ドーソン教授は、「ソースやディップへの2度漬けは、パーティで出会う人出会う人みんなとキスするようなもの。2度漬けすることで、自分の口の細菌を、ソースに移していることになる」としている。

学生の研究成果は、今後半年以内に、植物安全関連の学会誌に発表される予定。

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